張国栄さん死去20年で追悼集会

4月1日は歌手・俳優の故・張国栄(レスリー・チャン)さんが死去して20年目となり、尖沙咀の文化中心露店広場では追悼集会が行われた。

同日の香港メディアによると、夜の集会開始前には広場の階段や周辺には2000人を超えるファンが集まり、今回は多くの人が集まることを予想して主催者は午後4時半にはファンらを入場させた。多くの人は赤いバラ、白いバラ、張さんのポスターを手にして来場し、主催者が張さんのヒット曲『モニカ』を流した際にはファンたちが拍手しながら歌った。集会ではまず張さんがかつて歌唱コンクールに参加した際の映像やドラマ、映画の映像を流し、香港、中国本土、日本、韓国のファン代表が張さんへの思いを語った。その後、集会では張さんのために1分間黙とうした。

同日は張さんの自殺現場であるセントラルのマンダリンオリエンタルホテル前で追悼活動が行われた。雪廠街に面したホテルの入り口では多くの花と追悼の品が飾られ、特に2メートルの高さの木につるされた赤い折り鶴が目を引いた。ファンらの行列は遮打道に沿って一時は遮打花園まで伸び、警官らがオレンジ色のテープを張って秩序維持に当たった。張さんの生前の親友である夏永康さんもホテル前に現れた。20年前のこの日、張さんが同ホテル24階から飛び降りた午後6時43分にはファンらがスマホのライトをロウソク代わりにして掲げて哀悼の意を表した。

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