辺野古まで20キロを踏破 沖縄本島縦断を目指してピースウォーク

 【辺野古問題取材班】辺野古新基地建設の断念を求める国会請願署名を呼びかけ、同実行委員会の有志らが沖縄本島縦断を目指した「ピースウォーク」が1日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に到着した=写真。参加者らは3月28日に糸満市摩文仁の「平和の礎」を出発し、1日20キロ以上の道のりを踏破してアピールした。

 参加者らによると、期間中は各地で「少しだけでも参加したい」との申し出が相次ぎ、延べ50人以上が一緒に歩いた。1日に同ゲート前で開かれた「県民大行動」で団長を務め、5日間にわたる全日程に参加した上原快佐県議は「請願署名の周知徹底も目的だが、同時に78年前の沖縄戦に巻き込まれ、各地へ逃げた人々の思いも追体験しながら歩いた。平和に対する思いを深め、沖縄が少しでも平和になるよう若い世代が受け継いでいきたい」と述べた。

 (池田哲平)

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