「困っている人に役立てて」小学生が育てた農作物の売り上げ寄付 京都・亀岡

起業家体験の売り上げの一部を寄付した西別院小の6年生(亀岡市役所)

 京都府亀岡市西別院町の西別院小の児童が、自分たちで育てた農作物などを販売した売り上げの一部を、市を通じて日本赤十字社に寄付した。代表で市役所を訪れた児童3人は「病気や貧困で困っている人に役立ててほしい」とみんなの思いを伝えた。

 同小では授業の一環で、毎年全校児童が起業体験をしている。2022年度は学校近くの畑で栽培した枝豆や大根、サツマイモなど約10種類の野菜と竹炭を、昨秋に地元住民らに販売した。

 3月17日に、6年生3人が、市健康福祉部に1万円を手渡した。3人は「がんばって作った物を、みんなに買ってもらえてうれしかった」と話していた。

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