経験が生きた…黒煙に気づき火災現場に急行「必死で消火」 被害の拡大防いだ男性2人に庄和消防署が感謝状

感謝状を受け取る横川善一郎さん(左)と横川博志さん(中)(庄和消防署提供)

 適切に初期消火と通報を行い火災の拡大を防いだとして、埼玉県春日部市消防本部庄和消防署は、市内に住む横川善一郎さんと横川博志さんに感謝状を贈呈した。

 同消防によると、3月9日昼過ぎ、市内飯沼地区でビニールハウスなどが焼けた。2人は出火に気付き、ホースで水道水をかけるなど初期消火に当たり、119番をするなどし、火災の被害を最小限に食い止めた。

 2人は別々に、出火を確認。黒い煙を見て火災と判断し、現場に駆け付けた。消防団員の経験が役立ったという。感謝状を受け取り、横川善一郎さんは「必死で消火した。大きな火災にならず本当に良かった」、横川博志さんは「周囲の住宅に燃え広がらずほっとした」など話している。

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