3日（月）は日本列島が高気圧に覆われ、全国的に晴れる見込み。太平洋側の大気の不安定な状態は解消され、2日（日）のような急な雨の心配も無さそうだ。日中は平年より暖かい所が多く、まださくら開花の便りが届いていない東北北部でも開花が進んでいきそうだ。
3日（月）全国的に青空広がる お花見日和に
3日（月）は、日本海に中心を持つ高気圧が南に勢力を増し、日本列島は太平洋側までしっかりと覆われる。このため、3日（月）は北日本から西日本にかけて青空が広がりそうだ。沖縄は午前中にわか雨の可能性もあるが、日中は概ね晴れる見込み。夜にかけて晴れる所が多く、夜桜も楽しめそうだ。ただ、太平洋側を中心に沿岸部では風の強い状態が続くため、強風や高波には引き続き注意が必要だ。
西日本は汗ばむ陽気 北日本も季節先取りの暖かさ
日中の気温は関東から西で2日（日）より低いものの、20℃を超える所が多い見込み。2日連続で夏日となった熊本は、3日（月）も25℃まで上がる予想となっている。西日本では汗ばむくらいの陽気となるが、朝晩との寒暖差が大きくなるため、調節しやすい服装を心がけたい。関東はこの時期らしい気温で、20℃に届かない見込み。日ざしのもとでは上着いらずとなるが、日陰に長くいると空気がヒンヤリと感じられるかもしれない。北陸や北日本は2日（日）より暖かく、金沢は19℃、盛岡は17℃、札幌は13℃まで上がり4月下旬並みとなる見込み。
東北南部まで進んでいるさくら前線もさらに北上し、週の前半には、秋田や盛岡など東北北部でもさくら開花の便りがあるかもしれない。なお、積雪の多い地域では、融雪によるなだれに注意が必要。
週前半の晴れ貴重 後半は広く天気崩れる
4日（火）にかけては全国的に晴れて、洗濯日和、お花見日和となりそうだ。ただ、週の後半は寒冷前線が日本列島を通過していくため、西から天気が下り坂となる。西日本では5日（水）夜から雨の降り出す所があり、7日（金）ごろにかけて、東日本や北日本へ雨の範囲が広がる見込み。雨や風の強まる可能性もあるため、さくらが満開を迎えている西～東日本では週の前半が見納めとなるかもしれない。気温は平年より高い状態が続くが、雨のあと来週末は平年より低くなる所もある見込み。暖かい日が続いた後に空気がヒンヤリと感じられそうだ。
（気象予報士・水谷花那子）
