4年ぶりに糸魚川けんか祭り 内容変更し10日のみ 糸魚川市内春の大祭

 糸魚川市一の宮1の天津神社の春大祭「糸魚川けんか祭り」が10日、4年ぶりに規模を縮小して行われる。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で平成31年4月10、11日に実施して以降、3年続けて中止としていた。
 今年は感染予防を考慮した上での実施とし、一部内容を変更して行う。祭りは10日の1日のみ。11日は行わない。神輿(みこし)のぶつかり合いは行わず、境内を巡行する神輿渡御を行う。国の重要無形民俗文化財に指定されている舞楽は例年12曲を奉納するが今年は半分の演目数とする。
 桟敷席には手指消毒を配置し、参拝、見物客に個々の感染予防を呼び掛けている。
 10日は祭典が午前9時ごろ、神輿渡御が同11時ごろ、舞楽は午後1時ごろからの予定。当日は周辺道路の交通規制が行われる。

10日の春大祭に向けて桟敷席の設営など準備が進む天津神社境内(糸魚川市一の宮1、1日)

◇能生白山神社は24日 日光寺けんか祭り中止
 能生白山神社の春季大祭は24日に例年通り行われる。下早川地区の白山神社春季大祭「日光寺けんか祭り」は今年も中止が決まっている。

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