ハース、F1オーストラリアGPの暫定リザルトについて抗議。リスタート時の順位を問題視か

 2023年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レース終了後、マネーグラム・ハースF1チームは暫定レース結果について抗議を行った。

 オーストラリアGPは、赤旗中断が3回という大荒れのレースとなった。レース終盤の53周目、ケビン・マグヌッセン(ハース)がターン2でウォールに接触し、右リヤタイヤが外れてコース上に落ちた。マグヌッセンはターン3のグラベルにマシンを止めたが、これによりレースは2度目の赤旗中断となった。

 レースは57周目に再開したものの、リスタート直後にアクシデントが多発したためすぐさま3度目の赤旗中断に。この3度目の赤旗が出された時点で、ハースのニコ・ヒュルケンベルグは4番手につけていた。しかし58周目の最後のリスタートを迎える前に、レースコントロールは隊列のオーダーを赤旗前の並び順に戻すことを決めたため、ヒュルケンベルグは8番手となった(本来は9番手だが、57周目の再開直後に5番手のピエール・ガスリーがリタイアしたため、ヒュルケンベルグのポジションがひとつ繰り上がった)。

 レース後には4位のカルロス・サインツ(フェラーリ)が5秒ペナルティを科されたため、ヒュルケンベルグの順位はさらにもうひとつ繰り上がり7位フィニッシュとなった。しかし『Formula1.com』によると、ハースはこの暫定レース結果に対して抗議を行ったとのことで、現地時間19時半(日本時間18時半)にスチュワードに召喚された。

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