芸能・芸術の祈願所として知られる車折神社(京都市右京区)境内にある芸能神社で2日、新型コロナウイルス禍で活動中止となった文化活動などの発展を目指す「車折神社芸能文化振興会」が発足し、俳優の観月ありささんが総裁に就任した。
芸能文化振興会は、地元の観光業界や車折神社の筆頭総代などでつくる。芸能神社に2年前、さい銭箱を奉納するなど、同神社に縁がある観月さんが総裁となった。
この日、観月さんは、髙田能史(よしふみ)宮司から委嘱状を手渡された。平安時代の船遊びを再現し、5月に同区の嵐山・渡月橋上流で4年ぶりに開催される「三船祭」に参加する予定で、「コロナ禍で芸能や文化活動が途絶えたが、舞台やライブができるようになってきた。客が見に来てくれるイベントを盛り上げていきたい」と語った。