古橋&旗手ステップアップなるか!?セルティックから4大リーグへ出世した5選手!

スコットランドプレミアリーグも終盤に入り、セルティックは勝ち点82で首位に立ち、2位のレンジャースに勝ち点差9点と独走上状態に入っている。

リーグ2連覇を狙う中、日本人選手の活躍が目覚ましい。古橋亨梧はリーグ戦20得点と得点ランキングで首位に立ち、旗手怜央も27試合5ゴール7アシストと好調だ。

一部報道では古橋はイングランドプレミアリーグのクリスタル・パレス、旗手は同リーグのブライトンから興味を持たれているという。

これまでスコットランドの名門で活躍し、4大リーグで羽ばたいた選手は数多くいる。セルティックから4大リーグへステップアップした5選手を紹介する。

キーラン・ティアーニー

ステップアップ時の年齢:22歳

移籍先:アーセナル(プレミアリーグ)

セルティック生え抜きの左SBの才能は目を見張るものがある。スピードに乗った状態でもコントロールを失わないタッチ技術を持ち、急停止急発進のゼロヒャクの切り替えしで相手を完全に置き去りにする。左足のクロスは精度が高く、楔のパスも成功率が高い。

同じレフティーの中村俊輔がアイドルで、10歳のころに中村からプレゼントされたスパイクを家宝のように大事にしているエピソードは有名だ。

2021年6月にアーセナルへ完全移籍。定位置を確保しきれてはいないが、出場すれば攻撃的な左SBとしてチームの攻守をけん引する試合は多い。新興勢力のニューカッスルが獲得に興味を示すなど、今後の動向が注目されている。

ヨシプ・ユラノビッチ

ステップアップ時の年齢:27歳

移籍先:ウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ)

アマチュアクラブのドゥブラヴァ・ザグレブでデビューしてからワールドカップカタール大会に出場した苦労人。アマチュアデビューシーズンにリーグ戦14得点で頭角を現し、ザグレブで行われたNIKE CHANCE 2014でクロアチア選抜に選ばれた。その後はクロアチア1部ハイドゥク・スプリト、ポーランド1部レギア・ワルシャワを経て2021年にセルティックへ加入した。

セルティックでは右SBを主戦場に右MFや反対の左サイドでもプレーできるユーティリティ性を武器にポジションを確保。献身的なカバーリングや機を見てスムーズに攻撃参加するなど、かゆい所に手が届く選手として重用された。

今年1月にドイツ1部ウニオン・ベルリンへステップアップ移籍を果たした。27歳とベテラン期の入り口でつかんだキャリア初の4大リーグクラブ入団は、国内外で大きな話題となった。古橋も28歳と同年代のユラノビッチにようにチャンスをつかんでほしい。

オドソンヌ・エドゥアール

ステップアップ時の年齢:23歳

移籍先:クリスタル・パレス(プレミアリーグ)

フランスの名門パリ・サンジェルマンの下部組織出身の長身ストライカーは、ユース世代では得点を量産して大きな期待を受けた。だがトップチーム昇格後は出場機会確保に苦しみ、期限付き移籍先のトゥールーズでも頭角を表すことができなかった。

転機は2017-18シーズンにセルティックへ期限付き移籍してからだ。ここで22試合9得点とブレイク。翌シーズンから完全移籍を果たし、2019-20シーズンから2季連続で得点王に輝いた。

187センチの長身を生かしたダイナミックなプレーと、すり抜けるようなドリブルで様々な局面に対応できる万能型。昨季プレミアリーグのクリスタル・パレスに完全移籍し、28試合6得点3アシストと結果を残してチームのリーグ残留に一役買った。

ジェレミー・フリンポング

ステップアップ時の年齢:20歳

移籍先:レヴァークーゼン(ブンデスリーガ)

マンチェスターシティのユース組織で育った超攻撃的サイドバックはトップチーム昇格を逃し、2019-20シーズンにセルティックへ加入した。同チームでは2シーズン過ごし、デビューシーズンでは国内3冠に貢献した。

爆発的な加速とキレのあるドリブルで、相手を置き去りにしてゴールに迫るプレーは圧巻だ。弾丸のようなオーバーラップと精度の高いクロスにも定評があり、守備も体を張って献身的に参加する。

2020-21シーズンにブンデスリーガのレヴァークーゼンにステップアップ。昨季は25試合1得点6アシスト、今季は25試合7得点5アシストとその攻撃力を余すことなく炸裂させている。未だオランダ代表で試合出場を果たしていないため、ガーナ代表が虎視眈々とフリンポンの動向を追っているようだ。

フィルヒル・ファン・ダイク

ステップアップ時の年齢:24歳

移籍先:サウサンプトン(プレミアリーグ)

説明不要の世界最高峰のセンターバックもセルティックから4大リーグへステップアップした一人だ。スコットランド時代はチームの守備の核として相手の攻撃を完封し続け、2013-14と2014-15のリーグ優勝に大きく貢献した。

195センチと大きな体格を生かしたストライドで、スピードに長けている。そのため多くのワールドクラスのスピードスターも、ファン・ダイクに抑え込まれてきた。さらにロングフィードやビルドアップとパス技術とコントロール技術にも優れており、攻守において世界トップクラスだ。

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2015-16 シーズンにセルティックからプレミアリーグのサウサンプトンに移籍。3シーズン過ごした後に、名門リヴァプールへステップアップ。その後はチャンピオンズリーグ優勝と圧倒的なパフォーマンスでスターの仲間入りを果たした。

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