国連が定めた「世界自閉症啓発デー」の2日、NPO法人岡山県自閉症協会(岡山市北区南方)が、岡山城天守閣(同丸の内)などを自閉症のシンボルカラーである青色の光でライトアップし、障害への理解を呼びかけた。
青は「癒やし」や「希望」を表す色として、世界中で自閉症の啓発活動に使われている。岡山城天守閣は日没後に発光ダイオード(LED)の投光器で照らされ、幻想的なブルーに染まった姿が夜空に浮かび上がった。
同協会の森石雅子事務局長(64)は「自閉症の特性がある人は地域や職場に大勢いる。正しい理解を広めることで、誰もが暮らしやすい社会になってほしい」と話した。
県内では岡山城をはじめ、鶴山公園(津山市)や備中国分寺五重塔(総社市)など10カ所で同様のライトアップが行われた。