沖縄の繁栄 願い清掃 シーサーの日

 4月3日の「シーサーの日」を前に沖縄県那覇市の市街地にある「うふシーサー」2体の清掃が2日、壺屋の陶工らによって行われた。参加者は「ようやく落ち着いてきたコロナを蹴散らし、沖縄が繁栄するよう願いを込めた」と話し、巨大なシーサーの汚れをモップで丁寧に落としていた。

 3日には「第22回壺屋でシーサーの日!」として、スタンプラリーなどさまざまなイベントが開かれる。那覇市立壺屋焼物博物館友の会の前原信喜会長は「コロナが落ち着いてきたことで、これまで縮小していたイベントを元に戻し、さまざまな企画を行う。窯元ごとに表情の違うシーサーを多くの人に見て、親しんでもらいたい」と話した。

 陶工たちは、壺屋のうふシーサー清掃後にさいおんスクエアに移動、もう1体を清掃していた。

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