東京大学、初めての資金運用執行役に福島毅氏が就任

東京大学で初めてのCIO(Chief Investment Officer)に元ブラックロック・ジャパン株式会社の取締役チーフ・インベストメント・オフィサーの福島毅氏が就任した。CIOは執行役(資金運用)を指す。将来の資金運用拡大に向け、運用のプロを学内に招くもので、東京大学の経営基盤確立に欠かせない予算確保を担う。

東京大学によると、福島氏は上智大学文学部を卒業後、米ニューヨークのコロンビアビジネススクールで学び、MBA(経営管理修士)の資格を取得。日興証券投資信託委託やドイチェ信託銀行、、パークウエストインベストメント、GIキャピタルマネジメントなどで投資の仕事の携わり、2016年からブラックロック・ジャパンで取締役チーフ・インベストメント・オフィサーを務めていた。

東京大学は国の運営費交付金などが先細りするのに伴い、安定した経営資金を確保するため、寄付金を原資とする資金運用に力を入れ、2018年から運用の高度化に取り組んでいる。今後、運用を拡大する方針だが、そのために必要なのがグローバルマーケットの環境変化に対応できるリスクガバナンス体制の確立。このため、運用のプロである福島氏を招いた。

参考:

【東京大学】東京大学初のCIOに元ブラックロック・ジャパン(株)の福島毅氏が就任

© 大学ジャーナルオンライン