夢は「海外で活躍」…川口の新小2が英検準2級合格、2級受験にも意欲 母「美しい日本語も勉強を」

英検準2級に合格した片岡貴仁さん。左は母明子さん=埼玉県川口市

 埼玉県川口市の小学校新2年生片岡貴仁さん(7)が昨年11月、実用英語技能検定(英検)の準2級に合格。「次は2級試験に合格して、今年の夏休みは海外に行って、英語で話してみたい」と張り切っている。

 貴仁さんは5歳と6歳の2年間、越谷市の保育園に通った。園内では英語しか話さない決まりで、英語が母国語の外国人が教える。さいたま市岩槻区の開智小学校の新2年生。準2級は「高校生レベル」とされ、小学校1年生(当時)の合格は珍しいという。

 貴仁さんの先生は、学生のころに同じ準2級に合格した母の明子さん(39)。「でも、時々、お母さんの発音はおかしいよ、と言われる」と笑う。「保育園も楽しかった。今の小学校も楽しい。友達もいるし」と貴仁さん。

 「海外で、今年の夏に行きたい所は1番がシンガポール。ナイトサファリと水族館を見たい。2番目はオーストラリア。3番目がモルディブ」と話す。将来の夢は「海外で活躍すること」。

 明子さんは「英語は話せても、日本語の知識はまだ小学生。2級となると日本語もレベルアップする。そこが心配。英語も重要だけれど、美しい日本語もよく勉強してほしい」と話した。

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