キャンプでのご飯は、じっくり時間をかけてこだわりの料理を作りたいときもあれば、時間をかけずサクッと準備したいときもありますよね。業務スーパーの『かんたんパスタ』を活用すれば、鍋ひとつで失敗することなくおいしいパスタを作ることができます。作り方からアレンジレシピまで、詳しく紹介します!
業務スーパーの『かんたんパスタ』は麺の準備不要! お鍋ひとつあれば簡単に完成
今回紹介するのは、業務スーパーの『かんたんパスタ』という商品です。
一袋の中に別茹で不要のパスタと粉末ソースが一緒に入っている商品で、どの種類も2人前で198円(税抜き)でした。
1人前約100円という、かなりの高コスパです。
『かんたんパスタ』ってどんな商品?
別茹で不要のパスタと粉末ソースがひとつの袋に入っているので、お鍋に水を沸騰させたら、本品を入れ8~10分、お好みの硬さになるまで茹でれば完成です。
これ以上の説明のしようがないほど作り方は簡単です。
袋の中身を全部出してみました。
粉末ソースもそのまま入っているので、小袋を開ける手間もかからない究極の時短仕様です。
『かんたんパスタ』シリーズのお味は、以下の4種類。
- カルボナーラ
- トマト&チーズパスタ
- 4種のチーズパスタ
- きのこのクリームパスタ
しかし、筆者の行動範囲内の業務スーパーには3種類しか置いてありませんでした……。購入できたものも最後の1袋だったり、人気の高さがうかがえました。
では、購入できた3種類を紹介していきましょう!
『かんたんパスタ』ラインナップ①:カルボナーラ
クリーム系のパスタの王道、「カルボナーラ」です。
カルボナーラには、少し太めのパスタ「タリアテッレ」が使われています。肉のような食感の大豆たんぱく入りで、食べ応えもしっかりあります。
袋の中はこんな感じ。面の形状が少し見えると思いますが、少し平べったい形の麺です。
実際に作ってみましょう。
<準備したもの>
- 『かんたんパスタ』1袋
- 水500ml
- ラージメスティン
- シングルバーナー
- 菜箸
準備の必要なものはどのパスタも同じです。
作り方は簡単。
メスティンに水を入れて火にかけ、沸騰したら『かんたんパスタ』の中身をすべて入れ、お好みの硬さになるまで8~10分茹でます。
これで出来上がりです。
クリームソースが濃厚で、太めの麺がもっちりした食感でとてもおいしいです!
大豆たんぱくは本当にお肉っぽくて、言われなかったらお肉じゃないことに気が付かないかもしれません。
『かんたんパスタ』ラインナップ②:トマト&チーズパスタ
こちらはトマトベースのパスタ、「トマト&チーズパスタ」です。
「トマト&チーズパスタ」に使われているのは、フリッジというパスタ。くるくると螺旋状に巻かれた形状で、ソースが絡みやすいのが特徴です。
中身はこんな感じ。粉末ソースが見えづらいですが、底にしっかり入っています。
こちらは、ノーマルサイズのメスティンで作りました。
必要な水が500mlなので『かんたんパスタ』が溢れてしまうかなと心配でしたが、ノーマルメスティンの容量は750mlなので心配無用でした。
「トマト&チーズパスタ」はトマトの酸味がしっかり効いたソースでした。
酸味はしっかり効いているけど、チーズのコクがうまく合わさっていて、こちらも美味しい!
『かんたんパスタ』ラインナップ③:4種のチーズパスタ
「4種のチーズパスタ」はその名の通り、ソースに4種類のチーズが使われているパスタです。
チーズの種類は「モッツァレラチーズ」「ゴーダチーズ」「チェダーチーズ」「ブルーチーズ」の4種類。使われているパスタは、おなじみのスパゲティです。
中身はこんな感じ。
カルボナーラで使われているタリアテッレも同じロングパスタですが、比べてみると、かなり細いですね。
ラージメスティンで作りました。
見た目はカルボナーラと同じような感じですが、こちらには大豆たんぱくは入っていないことと、ソースがさらっとしている点が少し違います。
4種類もチーズが入っているので、ガツンとチーズ味なのかと思いきや、そこまで濃いチーズ味ではなく、チーズのクセは弱め。
筆者はとてもおいしく頂きましたが、クセの強いチーズが好きな方には物足りないかもしれません。
3種類すべて、具材を追加するなどアレンジが簡単にできるのもポイント。チーズ風味が弱ければ、粉チーズなどを足してしまいましょう!
残る「きのこのクリームパスタ」のお味も気になる……!
筆者が購入できなかった「きのこのクリームパスタ」。
「きのこのクリームパスタ」だけ売り切れているということは、人気があるということですよね……。まだ筆者も食べたことがない味なので、今度見つけたら即購入決定です。
ロングパスタをメスティンで調理するなら“ラージ”がちょうどいい!
今回、タリアテッレやスパゲティが使われている種類の調理には、ラージメスティンを使用しました。
ノーマルメスティンでは、パスタがはみ出てしまうので、加熱にムラができてしまいます。微妙に入らないんですよね……。
ムラなく加熱したいならラージメスティンがいいと思います。ラージメスティンであれば、麺がすっぽり入るので、まんべんなく加熱できます。
アレンジで具材を足したい場合もあると思うので、キャンプで調理される方はぜひラージメスティンを準備していきましょう!
『かんたんパスタ』はアレンジも簡単! 具材を追加して栄養バランスもアップ
『かんたんパスタ』は作り方がとても簡単ではありますが、パスタとソースのみと中身は至ってシンプル。
それだけでも十分美味しくいただけるのですが、少しアレンジをすればさらに美味しくいただけます。
お肉や野菜を入れることにより、栄養バランスもアップしますよ。
『かんたんパスタ』アレンジレシピ① ほうれん草とベーコンのチーズパスタ
業務スーパーは冷凍野菜も充実。
今回の『かんたんパスタ』におススメなのが「カットほうれん草」です。
500g入っていて、208円(税抜き)でした。
パラパラの状態で冷凍されたほうれん草なので、使いたい量だけ出して使うことができます。
カットしたベーコンも準備して、こちらを「4種のチーズパスタ」に入れて作ります。
7分くらい茹でた『かんたんパスタ』に投入します。
くたくたになってしまうので、ほうれん草の茹で時間が長くならないように気を付けてくださいね。
ベーコンはお好みで炒めてから入れても良いですが、今回は時短ということでそのまま入れました。
ほうれん草とベーコンのチーズパスタ、完成です!
ほうれん草とベーコンを入れることにより、栄養バランスもアップしますね。
お好みでブラックペッパーをかけて召し上がれ。
『かんたんパスタ』アレンジレシピ② 菜の花のカルボナーラ
こちらは、「カルボナーラ」に茹でた菜の花とベーコンを入れて、卵黄を添えました。
ベーコンは炒めてから入れています。
菜の花でなくほうれん草でもよいのですが、季節の野菜を入れるのもおすすめですね。
ほかに、グリーンアスパラや小松菜、キノコ類などを入れても良いですよ!
『かんたんパスタ』アレンジレシピ③ トマト&チーズのミートパスタ
「トマト&チーズパスタ」に、合いびき肉と玉ねぎのスライスを入れました。
始めに、フライパンで合いびき肉とスライスした玉ねぎを炒めます。いずれも量はお好みの量で大丈夫です。
お肉に火が入ったら、フライパンに水500mlを入れて沸騰させ、「トマト&チーズパスタ」を入れて8~10分茹でたら完成です。
お肉が入ることにより、大満足の食べ応えになりました。
『かんたんパスタ』のちょっとだけ残念なポイント
とても簡単に作ることができる『かんたんパスタ』ですが、少しだけ「残念だな」と感じる点もありました。
その① 調理に意外と時間がかかる
調理手順はシンプルで簡単なのですが、お鍋で500mlのお湯を沸かしたり、茹で上がるのに8~10分かかるとこから、トータルの調理時間は思ったよりもかかります。
使う熱源によっては、お湯が沸騰するのに時間がかかるため、作り始めから完成まで20分くらいかかるかもしれません。
完成までの時間は頭に入れておいた方がよいでしょう。
その② 2人前しか作れない
2人前が一袋にまとめて入っているので、1人前だけは作れません。
調理が簡単なのでソロキャンプにもちょうどよさそうですが、小食の方にはあまり向かないですね。逆に、しっかり食べられる方には大満足な量ですね。
どうしても1人前で作りたい場合は、パスタと粉末ソースを2等分にして水250mlで作ってみてください。
その③ 2人前にしては量が少ない
『かんたんパスタ』の内容量は、2人前で175g。単純に、1人前約87gあります。
しかし、パスタの1人前の標準量は約100gなので、ソース+パスタで87gでは、やっぱり少し物足りない感じはあります。とは言っても、一人で175g全部食べるにはやっぱり多いです。
解決策としては、具材を追加してあげること。2人前でちょうどいい量になりますよ!
ぜひ、自分好みにアレンジしてみてください!
業務スーパーの『かんたんパスタ』は簡単に作れて美味しい! キャンプの鉄板メニューにどうぞ
手間をかけずに簡単に作ることができる『かんたんパスタ』は、手軽にキャンプ飯を作りたいときにぴったり。沸騰したお湯に入れて茹でるだけなので、お子さんと一緒に作ることもできそうですね。
好きな種類に好きなアレンジを加えて、自分好みのパスタを作り上げるのもおすすめ。
業務スーパーの『かんたんパスタ』。ぜひチェックしてみてください!