勝みなみ「100点をあげたい」 猛チャージでトップ10入り

キャディとハイタッチ(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日(2日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

アウトコースのトップの組で出た勝みなみが8バーディ「63」をマークし、畑岡奈紗と並ぶ日本勢最上位の通算10アンダー7位で終えた。ボギーなしのビッグスコアに「まさかこんなに出るとは。ビックリしてます。今日はショットがバーディチャンスについて、気持ち的に乗っていけた」と喜んだ。

前半は1番、2番で7m前後につけてパーにし、3番で6mを沈めてバーディ。5番で右ラフからドローボールでピン左手前5mにつけてバーディにすると、8番まで4連続とスコアを伸ばし、前半を「31」でプレー。折り返した後半もその勢いは止まらず、11番(パー3)、12番もバーディと続けた。

「後半に入って、自分が伸ばしているからみんな伸ばしているのかな?ってリーダーボード見たら結構上にいて。少しでも上位に入りたくて、(戦況は)めっちゃ気にしてました」

ショットでチャンスにつけた(撮影/田辺安啓(JJ))

3週後の海外メジャー「シェブロン選手権」(4月20日~/テキサス州ザ・クラブatカールストン・ウッズ)への出場やリシャッフルに向けて少しでも上の順位でポイント数を稼ぎたいところだった。「今週、予選通過しないともしかしたらシェブロンに行けないかもというのは聞いていて、絶対に予選通過しないと、と思っていた」と言う。

13番(パー3)、14番(パー5)、15番でもスコアを伸ばすチャンスにつけながら、いずれもパーにして「もう少し上に行けたかなと思うけど、でも今日は100点をあげたいくらい良いラウンドをした。取れなかった分は、次の大会でバーディを取れたら」。この2連戦でショットがかみ合わない部分もあったが、「やっとマッチしてきたかな」と自信をみなぎらせた。

この日フィールドベストの「63」をマーク(撮影/田辺安啓(JJ))

次戦は2週後の「ロッテ選手権」(ハワイ州・ホアカレイCC)だが、「トレーニングしながら調整したい」。ただ、その前に「今日はご褒美をしようかな」とビールやワインなどを楽しむつもりだ。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン