畑岡奈紗はボギー先行から連覇逃す 空き週に“ペブル”で練習ラウンドも

最終日は3バーディ、2ボギー「70」でプレーした(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日(2日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

「前半から早い段階で2けたアンダーに乗せてチャンスをどんどん作っていきたかったけど、それがなかなかできなかった」。首位と5打差から逆転優勝を狙ってスタートを切った畑岡奈紗は、前半1番のボギー先行で始まった流れをバーディラッシュの猛攻に繋げられなかった。

16番で渾身のバーディを奪取した(撮影/田辺安啓(JJ))

1番はフェアウェイからセカンドショットを手前バンカーに入れ、ピンに寄せられずボギーを喫した。振り返れば「軽くPWで軽く打った方が良かった。クラブ選択のミスでもある」。2番で5mのバーディパットを沈めて取り返したが、4番でアプローチミスをして4オン1パットのボギー。「もったいないのが多かった」と悔やんだ。

6番(パー3)のバーディ以降はパープレーが続き、スコアは9アンダーのまま動かず。484ydある16番(パー5)、UTでの2打目でグリーン左サイドをとらえ、ウェッジでピンそばにつけてバーディにした。「1日目からバーディが取れそうで取れないホールだった。しっかり攻められたと思います」と10アンダーに伸ばして7位で終えた。

フェアウェイキープ率100%ながら、61%(11/14)にとどまったパーオン率を課題とした(撮影/田辺安啓(JJ))

「今週の目標が一日3アンダー。トータルすると2打足りなかったけど、(最終的に)2けたアンダーにすることができてよかった。ティショットは安定していたと思うけど、傾斜地からのショットがなかなかうまく決まらなかった。バランスよくスイングするのが課題かな」と大会連覇を逃した要因を探った。

次戦までのオープンウィークでは、7月「全米女子オープン presented by プロメディカ」の会場となるカリフォルニア州ペブルビーチGLに行き、練習ラウンドをする。「まだテレビで見たことしかなくて。男子ツアーのプロアマ戦を見ていると、コース自体は長くないのかなと思うけど、風がすごく強くて距離以上のクラブを持って抑えて打っているイメージがある」と予習に勤しむ。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

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