監督・押井守の前代未聞の人生相談本が、新たな悩みを追加して刊行!『押井守の人生のツボ 2.0』本日発売!

押井守 著、 渡辺麻紀 構成・文『押井守の人生のツボ 2.0』が4月3日(月)に株式会社東京ニュース通信社より発行された。 「友人のマウンティングがウザい」、「パワハラ、セクハラの線引きは?」、「成果を横取りする上司が許せない」、「母親との折り合いが悪い」など、寄せられたお悩みに答え、そのロジカルで実践的な回答が読者の間で話題を呼んだ『押井守の人生のツボ』が、増補版となって待望の再登場。 「結婚や出世に興味をもたず、マイペースに生きる息子や若者の姿を見ていると、日本がどんどん落ちぶれそうで不安になる」、「韓国ドラマ沼から抜け出せない」、「環境破壊をする人間に、その愚かしさを気づかせたい」など新たな悩みを加え、それぞれの“お悩みに効く映画”についてもたっぷり語っている。 構成・文は映画ライターの渡辺麻紀が担当。押井監督自身の体験と思索の日々に裏付けされた、刺激的でユーモラスなアドバイスに価値観を揺さぶられること間違いなし。 押井守監督と、本の構成・文を担当した渡辺麻紀による『押井守の人生のツボ 2.0』発売記念トークを、YouTubeのTV Bros.公式チャンネルで公開中(https://youtu.be/SCQjReM2R40)。

本書の内容

まえがき

第一章 仕事

たくさんの仕事を抱えてパンクしそうです/理不尽なことばかり言う上司/批評する者の資格とは?/俺の成果を横取りするな!/憎くて憎くて仕方がないヤツがいる/パワハラ、セクハラの線引きは……/すぐに仕事を減らしてもらう同僚にもやもや

第二章 家族

母親が結婚しろとうるさい/弟のことが理解できません/家事は俺がやりたい・妻の目覚まし音がうるさい/子どもに関して夫婦間にギャップがあります/そんなに仕事が大切なの?/実家を手放したくない/"普通"から解放されたい/働かない夫/母との折り合いが悪い/息子の行く末が心配

第三章 友人

金にだらしない友人/女友だちのマウンティングがうざい/妻を寝取られたらどうしよう/友人から捨てられてしまう私/誘うのはいつも私ばかり/嘘が上手になりたい

第四章 習癖

部屋が片付けられません/すぐポチっと買い物してしまう/人の欠点ばかり見る私/あがり症を治したい/韓国ドラマ沼から抜け出すには?

第五章 社会

作品に罪はないはず/隣に住む人がうるさい/動物を食べることってどう思いますか?/権力をもつと、欲望を隠さなくなるのはどうして?/イヌに洋服を着せる飼い主をどう思いますか?/除菌のCMが多すぎると思うんですけど/ノラネコにエサをやるのはだめですか?/人間はどうしたら、自分たちの愚かしさに気づくのか/同調圧力が苦しい

第六章 人生

人生が長すぎる/将来、映画監督になりたい/まだまだモテたい/別れたほうがいいでしょうか/打ち込めるスポーツに出会いたい!

押井守×渡辺麻紀のあとがき対談

【著者プロフィール】

押井 守(おしい まもる)

映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクションに入社。スタジオぴえろを経てフリーに。おもな監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』(83)、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)、『機動警察パトレイバー the Movie』(89)、『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)はアメリカ『ビルボード』誌セル・ビデオ部門で売り上げ1位を記録。『イノセンス』(04)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)はヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された。2016年ウィンザー・マッケイ賞を受賞。最新作は、構成・脚本を務めたアニメシリーズ『火狩りの王』(23)。

渡辺 麻紀(わたなべ まき)

映画ライター。『TV Bros.WEB』、『S-Fマガジン』、『アニメージュ』などに映画コラム、インタビューなどを寄稿。聞き手・構成・文を担当した本に、押井守監督の『押井守のサブぃカルチャー70年』、『誰も語らなかったジブリを語ろう 増補版』、『押井守のニッポン人って誰だ!?』、『シネマの神は細部に宿る』(すべて東京ニュース通信社刊)等があるほか、『ぴあ』アプリでは、連載『押井守の あの映画のアレ、なんだっけ?』の聞き手・執筆を担当している。

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