「アメリカに来て初めてゴルフを楽しめた」 西村優菜の4日間

笑顔を見せた週末(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日(2日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

第3ラウンド終了後、西村優菜は「アメリカに来て初めてゴルフを楽しめた」とクラブハウスに戻って来た。日本を離れ、前週は米ツアールーキーとしての初戦で予選落ち。2戦目の今大会も初日「74」とカットラインを意識する出だしとなり40位で決勝ラウンドへ。4日間を終え、伸び伸びとプレーできた週末を「楽しかった」と総括した。

「やっぱりレベルが高いなというのはすごく思うんですけど、自分のゴルフも徐々に良くなってきている。いいゴルフが出来るんじゃないかなという感覚はある。練習でやっていることが本番で出来たのは、ある。ショットの状態は良くなってきているかな」。初日から不振だったドライバーショットは、最終日の後半2番こそ左に曲げたものの、少しずつ上向いていった。

ポアナが入り混じるグリーンに、短いパットでも「ドキドキする」と心拍数は高かった。しかし、最終9番では1.5mをしっかりと決めてバーディ締め。「最後のチャンスと思ってティショットを打って、セカンドは木が被ってて難しかったけど決め打ちして打てたのが良かった」。追い風の残り160ydから、6Iでピンそばにつけたチャンスを生かした。

最終日はリディア・コーと同組でプレーした(撮影/田辺安啓(JJ))

最終日は世界ランキング1位リディア・コー(ニュージーランド)と同組だった。「世界のトッププレイヤーと回れるのはワクワクしますし、彼女はスイングからルーティンから歩くスピードまでずっと一定だった。それは素晴らしいなって」。しっかりと収穫を得た。

次戦は2週後、ハワイ開催の「ロッテ選手権」(ホアカレイCC)だ。「自信をもって打てるようになったので、また調整して。いいゴルフはしたけど、スコア的には伸ばせなかったので(満足度は)まだ全然。調整して、予選通過して、を続けて行くしかない」。言葉も力強くなってきた。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

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