ストロール4位「コンストラクターズ選手権2位を維持できたのはポジティブなこと」アストンマーティン/F1第3戦

 2023年F1オーストラリアGP決勝で、アストンマーティンのランス・ストロールは4位を獲得した。中盤以降6番手を走っていたストロールは、最後から2つめの赤旗後リスタートの混乱で12番手までポジションを落としたが、次のリスタートでは元のスタート順位が採用されたことで5番手でスタート&フィニッシュ。カルロス・サインツ(フェラーリ)が降格になったため、ストロールは4位に繰り上がった。

 第2戦終了時点ではメルセデスと同点のランキング2位だったアストンマーティンは、今回フェルナンド・アロンソが3位、ストロールが4位に続いたことで、単独2位となった。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(58周/58周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト→ソフト

2023年F1第3戦オーストラリアGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 このレースで手にした結果に満足すべきだと思う。チームとして3位と4位なら文句なしだ。

 複数回の赤旗と大きなアクシデントによって、全体のつながりがない感じのレースになり、フェルナンドも僕もドラマに巻き込まれてしまった。僕は1周目に軽い接触があったものの、最初の赤旗までは順調に走っていた。この週末を通じて、タイヤの温度を上げるのに少し時間がかかっていて、2回目のリスタートではターン3でブレーキをロックさせ、グラベルに飛び出してしまった。ただ、ありがたいことに、それよりも早く赤旗が振られていたので、最後のリスタートでは元のポジションに戻ることができたんだ。このスポーツは時として感情のローラーコースターになるよね!

 全体としては、この大混乱のレースで大量得点を持ち帰ることができたし、序盤の3戦を終えてコンストラクターズ選手権2位にいるのは、とてもポジティブなことだ。

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