一足早い田植え始まる 大田原【動画】

穏やかな陽気の下、一足早く始まった田植え=3日午前10時45分、大田原市滝岡

 うららかな春の陽気に包まれた3日、栃木県大田原市滝岡、農業関谷明政(せきやあきまさ)さん(41)方で一足早い田植えが始まった。

 関谷さん一家は、近隣約40ヘクタールでコシヒカリと県産米のオリジナル品種「とちぎの星」を生産する。作付面積が広く時間がかかるため、JAなすの管内では最も早い4月上旬に田植えを始め、作業の効率化を図っている。

 穏やかな春風が吹く絶好の「田植え日和」の中、午前9時に作業を開始した。3月初旬に種をまき、12〜13センチほどに育てたコシヒカリの苗を田植え機で約2ヘクタールの範囲に植えた。

 関谷さんの父規一(きいち)さん(74)は「今年も天気が良く、苗も順調に育ってよかった。台風の心配はあるが、できるだけおいしいお米を作り、皆さまにお届けしたい」と話していた。

 田植えは5月末まで続き、収穫は9月初旬を予定している。

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