「シガテラ」にTHE RAMPAGE・長谷川慎、ダウ90000・吉原怜那、丈太郎、三浦理奈がレギュラー出演

テレビ東京系で4月7日にスタートするドラマ24「シガテラ」(金曜深夜0:12)。主人公・荻野優介を連ドラ初主演の醍醐虎汰朗、荻野の恋人となるヒロイン・南雲ゆみを関水渚が演じる本作で、2人を取り巻く個性豊かなレギュラーキャストが発表された。

「シガテラ」原作は、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」「ヒメアノ~ル」など映像化作品も多い古谷実氏の同名漫画。いじめられっ子の高校生・荻野が送る“日常”と、その中に潜み平穏を侵略する“非日常”を描いた青春サスペンス作だ。

けんかが強く、荻野とその友人・高井を執拗(しつよう)にいじめる同級生・谷脇をTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE・長谷川慎が演じる。受け入れるべきことは受け入れ、言うべきことはちゃんと言う公正な面はあるものの、自己中心的にわがままで思いやりに欠けるキャラクターだ。

長谷川は「荻野と高井を日常的にいじめていて奇麗な心がなく、人を駒のように使い扱うひどいヤツです。ですが、男らしく自分のブレない心(しん)があり、どこか憎めない部分もあり、悪い印象からスタートするからこそ悪すぎない部分や、谷脇にしては少し優しい部分を出すと『あぁ~、いいうヤツな部分もあるな』と錯覚を起こしてしまうような役です」と自身の役どころの印象を述べる。

撮影の雰囲気に関しては、「役柄的にはいじめっ子といじめられっ子という立場ですが、現場ではみんなでお弁当食べたり、空き時間も楽しく話しています! 監督含めスタッフの皆さんとも仲がよく、いつも明るい雰囲気なのでとてもリラックスして撮影に臨めています!」と報告し、「今回の役は“いじめっ子”というまだ務めたことのない役で、かつ、初めて挑戦したかなり刺激的なシーンもたくさんあるので、今まで見たことのない一面をお見せできると思います!」と意気込んでいる。

そんな谷脇の彼女・アキコに扮(ふん)するのは、2020年に結成された演劇やコントで話題の8人組グループ・ダウ90000の吉原怜那。吉原は「『とにかくなんでもやります!』という気持ちでこの仕事を受けました。今まであまり漫画を通ってこなかった人生なのですが、10代の多感な時期に『シガテラ』を通っていたら、きっと多大な影響を受けてものすごく斜めに育っていってたんじゃないかと思います(笑)。そのくらいセンセーショナルで刺激的な作品です。アキコはとにかく谷脇のことが大好きで、原作では凛としたまなざしが印象的ですが、相当クレイジーな子だと思います。一見強気ですが、ところどころ弱さも垣間見えて、魅力的な女の子です」と作品の魅力に触れる。

続けて「まだまだ経験が浅く、相当オドオドしながら現場入りしたのですがそれでも『楽しい!』と思えるくらい皆さんがすごく寄り添ってくれる温かい現場です。主演の醍醐さんをはじめ、周りの方々に引っ張ってもらっています」と安心感のある現場であることを述べ、「この現場でいろんな“初めて”を経験しました。モノホン(本物)の未熟者ですが、私なりにこれ以上ないほど、アキコという役と向き合って撮影に挑んでいるので、少しでも『シガテラ』という作品にお力添えできていることを祈るばかりです」と奮闘ぶりを伺わせた。

荻野の親友で、荻野と共に谷脇からいじめの標的にされている高井貴男役を務める丈太郎は、「自分が演じる高井貴男はとにかく真っすぐな人だと。青春時代ならではの偏った意志の強さや行動力には圧倒されました。人間は何か一つのきっかけでよくも悪くもなると思うのですが、彼はまさにそのきっかけ一つで急降下していく。今まで自分が演じてきた中で確実に一番難しい役です。毎日葛藤して、もがいて、台本と原作の行き来をして。でもこんな毎日が俳優としてはとても幸せです」とやりがいを感じている様子。

また、「“ザ・ドラマ24”という雰囲気ダダ漏れの本作を、皆さまと一緒に味わうことができて本当に幸せです。原作の持ってるパワー、絶妙な空気感をドラマを通して皆さまにお届けできたら、俳優として生き甲斐を感じられます。身を削って精いっぱい『シガテラ』と向き合っています。最後までお楽しみいただけますと幸いです。よろしくお願いします」とコメントしている。

そして、南雲の親友で、荻野と南雲の交際を橋渡しする恋のキューピッド的存在・田島あいこ役は三浦理奈が担う。「出演できると伺った時は、喜びよりも先に演じられるかがすごく不安でした。原作を読ませていただいて、『バイクの物語なのかな』と最初は思っていたのですがすぐに『違う!』と気付きました。登場人物のキャラクターに魅了され、読み進める中で、すごくシリアスなシーンがでてきた時はびっくりしました。台本も原作のヒリヒリ感、ドキドキ感がテンポよく伝わってきて、原作同様ワクワクして読み進めました」と最初の印象を明かす。

加えて、「田島あいこは、ギャルでいい意味で空気が読めなくて、男の子にひかれてしまう子なんですが、親友のために恋のキューピッドになるかわいい女の子なんだなと思いました。主人公の荻野くんとヒロインの南雲ゆみちゃんの恋愛模様だったり、その周りで起きるシリアスなストーリーだったり…たくさんの展開を楽しむことができる作品です! 登場人物や状況になぜかどこかで共感してしまう…そんな感覚を楽しんでいただきたいです」とをアピールしている。

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