2023年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2023年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、オスカー・ピアストリ(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)、角田裕毅(アルファタウリ)だ。

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=10位(58周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP 角田裕毅(アルファタウリ)

 今日のレースに関しては複雑な心境です。シーズン初のポイントを獲得できたのは良いことですが、正直言って、今日のペースからして、ポイントが獲れるとは思っていませんでした。

 赤旗の前に、ハードタイヤをウォーミングアップし、適切なウインドウに入れることにどれほど苦労したかを考えると、今日は最大限のパフォーマンスを引き出したと思いますし、この結果を受け入れて10位に満足すべきでしょう。

 5番手を失ったのは残念でした。ターン1に向けて、何台ものマシンをオーバーテイクしたのです。

 ポジティブな面では今日は1ポイント獲得したので、今後のレースでさらに入賞するために努力し続けます。

■周冠宇(アルファロメオ・F1チーム・ステーク)
決勝=9位(58周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP 周冠宇(アルファロメオ)

 9位でチェッカードフラッグを受けたのは、特に僕がスタートしたグリッド位置と全体として困難な週末だったことを考えれば、良い結果と言えるだろう。

 ポジティブなこともいくつかあった。このところ熱心に取り組んできた課題のスタートも本当にうまく決まり、多くの脱落者が出たレースでひとつもミスをしなかった。トラブルを避けてクリーンなレースができたし、終盤には(ケビン・)マグヌッセンにプレッシャーをかけ続けて、最終的にはポイントを手にすることもできた。路面温度がとても低くて、かなり難しいコースコンディションだったけど、重要なのはミスをしなかったことだ。

 僕にとってはこれが今年の初ポイントだ。メルボルンのようなトリッキーなコースでポイントを獲れるのは、いつだってうれしいものだよ。ともあれ、これからも進歩を続ける必要があるだろうし、バクー以降のレースでもポイントを積み重ねていきたい。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(58周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 8位フィニッシュなんて、今朝の時点では予想もしていなかった! ありがたく受け取っておくよ。見てのとおり、ものすごくクレイジーなレースだったけど、大事な場面はしっかり乗り切ることができた。

 メルボルンで初ポイントを記録できて、本当にうれしいよ。この週末、熱心に応援してくれた地元のファン、パパイア(注:マクラーレン)ファンのみんなにお礼を言いたい。チームにとっても、このダブルポイントは素晴らしい結果だった。僕らをここまで連れてきてくれた、すべての人たちに感謝している。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=7位(58周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP ファンから入賞を祝福されるニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)

 ワイルドであると同時に、少し手際の悪さを感じる部分もあるレースだった。とても多くの出来事があったから、そのすべてをしっかり見直す必要があるだろう。

 開幕から3戦続けてソフトタイヤでのスタートがバッチリ決まって、一時は4番手まで浮上した。それだけに、何度かアクシデントがあって、赤旗でレースが中断されたのは残念だ。

 今回もポジティブな学びがいろいろとあり、僕にとっては良いこともたくさんあった。このところ何だかリフレッシュした気分でね。とても前向きな姿勢で、チームとの共同作業やマシンに関する実験を心からエンジョイしている。すごくいい感じで勢いに乗れているから、これをこの後に続くレースにも持ち込みたい。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(58周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 とてもいいレースだった。最初から最後までペースは良かったし、トラブルにも巻き込まれず、ミスもなかった。チームが本当にいい仕事をしてくれた。今日のペースは昨日の予選でのペースを上回るもので、その意味でもあらゆることが望ましい方向へ進んだ。とにかくいいレース運びができたよ。そうしたことのすべてに満足している。結果として、今季最初のポイントも獲得できたしね。ようやくポイント争いに参加できてうれしいよ。

 これから短いブレークがあって、そこからバクーとその後の連戦に向かうことになるけど、最初のひと区切りになる序盤3戦を良いかたちで終えることができた。満足しているよ。いつものようにハードワークを続けてくれたチームと、ファクトリーのみんなに心から感謝したい。これからもプッシュし続けるつもりだ。

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