「革新的アイデアとインスピレーションに感謝」 ヤマハ、坂本龍一氏の死去悼みコメント

世界的な音楽家、坂本龍一さんが71歳で亡くなったことを受け、浜松市に本社を置く楽器メーカーのヤマハが4月3日、コメントを発表し、哀悼と感謝の意を示しました。

3月28日に亡くなった音楽家の坂本龍一さん(71)。2020年6月に直腸がんと診断され、その後、両肺などにも転移し「ステージ4」と公表していました。

坂本さんは1978年、ミュージシャンの細野晴臣さんと高橋幸宏さん(2023年1月死去)と共に、音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ」=通称「Y.M.O」を結成。「東風(とんぷう)」、「テクノポリス」などYMOの代表曲を手がけ、当時まだ一般的でなかったシンセサイザーなどを取り入れた「テクノ・ポップ」という革新的なジャンルを確立させました。

坂本さんがヤマハのシンセサイザーやグランドピアノを使い音楽活動をしていた縁から、ヤマハは3日コメントを発表し、「長年にわたる交流を通じて、類まれな音楽・芸術活動に触れ、楽器や音響の分野において革新的なアイデア、インスピレーションなど多くの刺激をいただき、貴重な学びを得ました。深く感謝を申し上げます」と偉大な音楽家の死去を悼みました。

「教授」の愛称で親しまれた坂本さん。坂本さんの音楽は内外で数々の賞を受賞するなど高い評価を得ていました。

ヤマハ本社

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