本番さながら「五行の舞」 野木神社、9日児童ら披露

五行の舞を踊る児童ら

 【野木】野木の野木神社で9日に行われる「春神楽奉納祭」で伝統の「五行の舞」を披露する野木小4~6年生の女子児童10人が2日、境内の神楽殿で予行演習を行った。

 約1カ月の練習を積んだ児童が紅白の稚児衣装と金色の冠を身にまとい、右手にそれぞれ5色の幣束、左手に鈴を持ち舞い踊った。本番さながらに真剣な表情で舞を3回披露した。

 6年加藤心陽(かとうこはる)さん(11)は「練習の成果を見せられるように頑張りたい。白色の幣束を持つ人の周りを4色が同時にきれいに舞う姿に注目してほしい」と意気込んだ。

 五行の舞は町無形文化財に指定されている同神社太々神楽の演目の一つ。9日は太々神楽保存会が4年ぶりに「弓の舞」や「稲荷の舞」など、全12座を披露する。

五行の舞を踊る児童ら
五行の舞を踊る児童

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