ソロキャンパーから大人気のテント、DOD「カマボコテントソロTC」。単純に見た目がカッコいい!だけでなく、おこもりキャンプをするのにぴったりな快適さも兼ね備えた万能テントなんです。広々とした前室や抜群の通気性など、実際に使ってみて感じた魅力をたっぷりレビューしていきます!
DOD「カマボコテントソロTC」の基本情報
DODと言えば、オリジナルテント・ワンポールテント・ワンタッチテント・シェルターテントと、数々の種類とサイズのテントを世に送り出し、消費者ニーズを飽きさせないブランドですよね。
そんなDODテントとして代表格の「カマボコテント」。
今回はソロサイズ&TC素材の「カマボコテントソロTC」の魅力を解説致します。
DODのカマボコシリーズとは?
DODのテントシリーズの中でも、真っ先に思い浮かぶのはカマボコテントという方も多いのではないでしょうか?
カマボコのようなトンネル型の形にちなんで名付けられた「カマボコテント」。
実はこのカマボコシリーズは、日本のキャンプ場のテントサイトの広さに合わせて有効的な広さを確保できるよう設計され、乗用車もサイト内に入るよう工夫されたテントなのです。
弧を描くポールでテント生地を伸ばすことで、空間に一切の邪魔なものはなく、スカートも付いているためオールシーズン広々とした空間で過ごすことができます。
寝室は非常に楽な吊り下げ式を使用し、リビングと寝室を分割でき、荷物の整理もし易いのが特徴です。
吊り下げ式はアウターと空間ができる為、インナーの結露もなく快適なのでおすすめです。
弧を描くポールは非常に強度が高く、風に強い特徴があります。
山岳テントにカマボコ型が多いのはそのためです。
カマボコシリーズはサイズも豊富で、3L・M・Sシリーズ・2シリーズ・ソロとあり、使用用途に合わせ選べるので、選択肢の幅も広がります。
「カマボコテントソロTC」の特徴
カマボコテントソロTCは、他のカマボコテントの機能はそのままにソロ用としてミニマム化したのが特徴です。
開閉ドアからはどこからでも自由に出入りが可能であり、開閉ドア全てがメッシュ加工されているため、風の通気性も抜群。
吊り下げ式の寝室を外せば、他のカマボコテント同様に長いシェルターとして使用できます。
飽きのこないシンプルなデザインと、夏は涼しく冬は暖かいTC素材を使用しているため、4シーズン使用が可能です。
実際に使用してみて感じたDOD「カマボコテントソロTC」の魅力
それでは、実際に筆者がカマボコテントソロTCを使用して感じた、機能性抜群な魅力について解説していきます。是非!参考にしてみてください。
魅力1:通気性が抜群
前室の全ドアがメッシュになり、テント全体の通気性を確保。
サイドだけでなく、フロントドアとバックウィンドウもメッシュになり、大型ベンチレーターまで付いている為、通気性の高い構造となっています。
前室ドアを全て跳ね上げれば、タープ感覚で使用でき、機能的にもとても便利です。
また、インナー部分のバックドアも開閉することで、風の抜けが一段と良くなっています。
魅力2:4シーズン可能なTC素材採用
遮光性の高いTC素材を採用することで、テント内にいても夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
TC素材は外気の温度によって呼吸をする生地。
生地の編み込みが伸縮することで、夏は太陽の日差しを遮光し、メッシュからの風の吹き抜けにより快適に過ごすことが可能。
冬は生地が縮み、外気からの冷気をシャットダウン。
重量は多少かさみますが季節問わず使えるので、筆者が保有しているテントもTC素材が多いです。
魅力3:前室が広く使い方は無限大
前室がほぼ寝室と同じ広さを確保し、ソロテントとしてはあり得ないぐらいの広さをキープ。
極端な話、前室でも寝れるため、ペット同伴でいっても窮屈さは何も感じない広さです。
ドアがダブルジッパーになっていることで、冬は石油ストーブだけでなく、前室で薪ストーブも入れることが可能です。
ベンチレーターやドアメッシュもあることで、換気も充分で安心して使えます。
魅力4:2人でも使えるゆったりした広さ
吊り下げ式のインナーテントはゆったりめのサイズになっている為、2人でも使用可能な広さです。
実際にデュオで使用している方もいらっしゃり、コンパクトなテントで、尚且つ前室も広くソロでも2人でも使用したい方にはおすすめのテントです。
筆者もそうですが、このテント使用の際は日中全開放でタープのようにし、時間と共に変形させていく使い方をしています。
そのためテントの下にいる時間の方が多く、おこもりテントとしては最高のテントではないでしょうか。
実際にDOD「カマボコテントソロTC」を使ってみて気になった点
つづいて、筆者が使ってみて気になった点もご紹介します。
TC素材とテント形状で致し方ない部分ではありますが、それ以上のメリットの方が多いという上で、解説致します。
気になる点1:雨に弱い
スペックでも記載しましたが、アウターの耐水圧は350mmです。
更にカマボコテントソロTCの場合、他社にあるような防水加工も施されていません。
傘の耐水圧は450mmなので、正直、多少の雨なら神経質になる程ではありません。
カマボコ型テントは、ヘキサタープと組み合わせると見栄えと相性が◎です。気になる方はヘキサタープとの併用をおすすめします。
気になる点2:TC素材がゆえの乾燥メンテナンスが大変
TC素材は、生地が呼吸するため非常に柔らかい素材です。
水に濡れた状態で収納すると、カビの原因となります。必ず乾燥させて収納することが大事です。
カマボコソロTCの場合、スカート部分までTC素材感が使用されており汚れにも弱いので、泥はねなど気になるかもしれません。
気になる点3:ペグ打ちが多い
ペグ打ちが多いのは、カマボコ型テントの唯一の宿命ではないでしょうか。弧を描くポールで空間を確保するには、ペグを多く打ち込むしかありません。
カマボコソロTCも、外ロープを含めると全部で16本のペグ打ちが必要であり、地面が芝生であればいいですが、ペグが入りづらい地面だとなかなかしんどいです。
DOD「カマボコテントソロTC」はどんな人におすすめ?
カマボコテントソロTCのメリット・デメリットを含め、特徴と魅力から以下のようなキャンプがしたい方におすすめなテントです。
- お座敷キャンプスタイル:空間を存分に活かせる!
- あぐらチェアスタイル:前室で焚き火をしながら
- 巣ごもりキャンプスタイル:広いのでテント内で完結できる
カマボコテントソロTCは、室内高120cmと低いため、室内で立って着替えるのは難しいです。
常にゴロゴロしながら着替え、そのまま横になっているような巣ごもり感覚があります。
おすすめは、お座敷キャンプスタイルです。
地面との目線が近い事でいつもと違ったキャンプができ、筆者はこのテントを使用する時はあぐらで焼き鳥をチビチビ焼いている時が、たまらなく居心地がいい時間です。
お座敷スタイルなので、整地されたキャンプ場での設営をおすすめします。
DOD「カマボコテントソロTC」で開放感のあるおこもりソロキャンプを楽しもう!
今回、いくつか持っているテントのうちの、DODカマボコテントソロTCをご紹介しました。
カマボコ型テントはこれしか持っていませんが、極めてオープンワイドに使用できるソロテントです。
割とすぐに売れてしまうため、再販までの期間が長く、他人と被りにくいという点も筆者にはメリットであり、未だ被った事はありません。
この記事で興味が出た方は、HPなどでチェックして頂き、是非!前室の広さと居心地の良さを体験していただけたら幸いです。