国交省、「MaaS関連データの連携に関するガイドライン」を3.0に改訂

国土交通省は、データ連携の高度化の意義や具体的方法等を明らかにするために、「MaaS関連データの連携に関するガイドライン」のVer.3.0への改訂を行った。3月31日付のプレスリリースで明かしている。

MaaSにより提供されるサービスの向上のためには、参画する事業者等の間におけるデータの連携が不可欠となる。今回の取り組みは、参画する事業者間においてデータを連携し利活用することが益々重要になっていることを踏まえたものだ。

同省は、MaaSの取り組みが全国で進展する中、交通分野におけるデータ連携のさらなる高度化を図るため、「交通分野におけるデータ連携の高度化に向けた検討会」を2022年6月に開催した。さらに、予約・決済情報等のチケットに関するデータや、リアルタイムに変化する運行情報等の動的なデータの連携・利活用の高度化を推進するための方向性等について取りまとめを行っている。

くわえて、同省は、「令和4年度MaaS関連データ検討会」を3月16日に開催し、取りまとめ内容等の「MaaS関連データの連携に関するガイドライン」への反映について、有識者等から専門的な知見を得ている。その上で、利用者および事業者の双方にとって有益な情報を盛り込んだ同ガイドラインの改訂版を策定した。

国交省、MaaS関連データ連携に関するガイドライン改訂に向け検討会実施

国土交通省は3月10日、「令和4年度MaaS関連データ検討会」を開催し、MaaS関連データの連携に関するガイドラインを改訂すると発表した。MaaSは、変化の早いデジタル分野のサービスであると同時に、データの連携が不可欠なサービスだ。サービスのレベル向上に伴い、連携されるデータの種類や提供方法...

なお、同省は、全国各地でMaaSに取り組む地方自治体や民間事業者等に、このガイドラインを参照・活用してもらうことにより、円滑なデータ連携を促進し、MaaSの高度化を図っていくと述べている。

主な変更点

(出典:国土交通省 Webサイトより)

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