咲いた咲いた30万本 豊後大野市緒方町でチューリップフェスタ始まる【大分県】

満開のチューリップを楽しむ子どもら=3日午前、豊後大野市緒方町原尻
満開のチューリップに囲まれて記念写真を撮る親子連れ
テープカットに合わせて風船を飛ばす緒方保育園児

 【豊後大野】豊後大野市に春を告げるイベント「第31回おがたチューリップフェスタ2023」が3日、同市緒方町原尻で始まった。地元有志でつくる実行委(三宮憲治委員長)の主催。田植え前の水田や道路沿いに植えられた130種類・約30万本が咲き競っている。16日まで。

 道の駅原尻の滝でオープニングセレモニーがあり、三宮委員長(74)が「花だけでなく原尻の滝や水路、水車などのどかな農村風景も楽しんで」とあいさつ。緒方保育園児が歌を披露した後、出席者の代表がテープカットをした。

 来場者は一帯を歩き、赤、白、黄、紫の色とりどりの花を楽しんだ。珍しい種類も多く、国内初上陸が3種類あるという。宮崎県延岡市から家族5人で訪れた宮司一之進(みやし・いちのしん)君(6)は「いろいろな形があって楽しい」と話した。

 実行委によると、温暖化の影響で開花は例年より1週間ほど早く、既に満開を迎えた場所も。「早めの来場を」と呼びかけている。

 期間中の土、日曜は来場者用の駐車場を近くの緒方総合運動公園に用意し、3年ぶりにシャトルバスを運行する(協賛金として小学生以上は往復200円)。問い合わせは市緒方支所内の実行委(0974.42.2111)。

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