新入社員 マスク外し企業の顔に

新年度最初の月曜日、全国の企業や官公庁では新社会人を迎える式典が開かれました。

新たな一歩を踏み出した新入社員たちの決意を伺いました。

「右も左も分からない状態で不安が大きいんですけれども、新しく社会人になる自分としての期待、このワクワク感っていうのも少しだけあります」
「交通インフラ系なので、縁の下の力持ちというか、そういった人々の当たり前のものを支えられるような社会人になっていきたいなと思います」
「少しコロナが緩和されてきて、色々な人と直接会って交流しながら自分自身も成長しながら、会社に貢献できたらという気持ちで頑張ろうと思います」

大きな期待を胸に、社会人の仲間入りを果たした新入社員たち。
新たに1828人が職員となった都庁では、多様な働き方を感じてもらおうと、入都式がリモートと会場を掛け合わせた形式で開かれました。
また、去年とおととしは感染対策のためマスクの着用を呼びかけていましたが、ことしは個人の判断に委ねる形となりました。

「同期の顔や笑顔が見ることができて、特にこれから局で集まるときに顔が見えるのは嬉しいと感じています」
「社会人として一歩踏み出す、その上でのマスクを外すというのがこの先第一歩になるんじゃないかと感じています」

航空業界大手JALグループでは、4年ぶりにグループ社員一堂が介する入社式が行なわれ、37社で合わせて約2000人の新入社員が参加しました。
コロナ禍で業績不振に見舞われ、新卒採用も一時ストップするなど向かい風が続いた航空業界…。旅行の需要も回復する中、若い力も加わり、新たな風が巻き起こることが期待されます。

「採用がなかった3年間の様々な気持ちが思い出されて、スタート地点に立つことができて感謝の気持ちです。空の旅の素晴らしさを感じていただけるような、明るくて親しみのある客室乗務員を目指したいと思っております」

式典の最後には新入社員の決意が記された紙飛行機が飛ばされ、それぞれの夢と希望を乗せて舞い上がりました。

そして…IT業界大手、GMOインターネットグループでも「脱マスクの入社式」が行なわれ、新入社員の多くがマスクなしで出席していました。

「(目標は)簡潔にGMOの顔と掲げていて、将来的には経営層と代われるような実力を付けて、GMOグループを引っ張っていけるような人材になれたらいいなと思っております」

学生時代をコロナ対策と共に過ごした新社会人たち。マスクを外し、「企業の顔」として、第一歩を踏み出しました。

© TOKYO MX