ブレーブスがアンドリュー・ジョーンズの背番号「25」を永久欠番に

日本時間4月3日、ブレーブスは今年9月をもってアンドリュー・ジョーンズの背番号25を永久欠番とすることを発表した。日本時間9月10日に本拠地トゥルイスト・パークでセレモニーが行われる予定。ブレーブスの背番号25は、ジョーンズの退団後も数人の選手が着用していたが、アレックス・ディッカーソンが昨年10月に退団して以降は空き番号となっていた。

キュラソー島出身のアンドリュー・ジョーンズは現在45歳。1996年8月に19歳でメジャーデビューを果たすと、31試合で5本塁打を放つ活躍を見せ同年のプレーオフにも出場。ワールドシリーズでは第1戦でいきなり本塁打を放ち、ワールドシリーズ史上最年少本塁打を記録すると、続く打席では2打席連続本塁打を放つ鮮烈な活躍を見せた。ジョーンズは高い身体能力を武器に外野守備でも活躍。1998年から10年連続でゴールドグラブを受賞する名手だった。

ブレーブスでは12年間プレーし、2005年には51本塁打を放ちホームラン王に輝くなど攻守にわたる活躍でチームの地区14連覇に貢献。その後ドジャース、レンジャーズ、ホワイトソックス、ヤンキースを渡り歩き、メジャー通算17年間で2196試合に出場して1933安打、434本塁打、1289打点をマーク。ヤンキース退団後は東北楽天ゴールデンイーグルスでも2年間プレーし、初年度の2013年には球団初優勝に貢献するなど日本でも活躍を見せた。

ブレーブスの永久欠番はデール・マーフィー(3)、ボビー・コックス(6)、チッパー・ジョーンズ(10)、ウォーレン・スパーン(21)、ジョン・スモルツ(29)、グレッグ・マダックス(31)、フィル・ニークロ(35)、エディー・マシューズ(41)、ジャッキー・ロビンソン(42)、ハンク・アーロン(44)、トム・グラビーン(47)に次いでジョーンズが12人目。「自分の背番号が永久欠番になるのはとても名誉なこと」と語ったジョーンズは「大好きな野球をプレーする機会を与えてくれたブレーブスに感謝しています」と球団への感謝をコメント。また、キュラソー出身選手としては初めての永久欠番であり、「私のプレーを見て育った子供たちに、彼らのキャリアへの希望を与えることができたのではないか」と語った。

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