和歌山県ソフトテニスシングルス選手権大会（県ソフトテニス連盟主催）がこのほど、和歌山市の紀三井寺公園庭球場であり、男子の部でTRC所属の中本稜さん（26）＝田辺市新庄町＝が3位に入賞した。中本さんは、5月に岡山県備前市である全日本シングルス選手権大会に初出場する。
県大会の男子の部には32人が出場した。中本さんは、予選ブロックで2勝して1位通過し、準々決勝で和歌山北高校の選手に4―3で競り勝った。準決勝は、優勝した和歌山北高の選手に1―4で敗れたが、ベスト4に入り、全国大会の出場権を手にした。中本さん以外の全国大会出場者は和歌山北高生だった。
中本さんは2021年、ダブルスの県大会で3位に入賞し、全国大会（天皇杯）の出場を決めていたが、コロナ禍で大会が中止になった。シングルスの県大会でもあと1勝で全国を逃したことがあるといい「うれしさは一層ある。一般の代表として、一緒に戦った仲間のためにもいいプレーをして、1回でも多く勝ちたい」と話した。
中学、高校でテニスをしていたが、全国大会や近畿大会に出場したことはなかった。現在はTRCの仲間らと練習に励んでいるといい「実績がなくても、やり続けたら大きい大会に出られることを証明できた」と、喜びを語った。
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TRCは、平日の夜に文里テニスコート（田辺市文里2丁目）などで一緒に練習するメンバーを募集している。問い合わせは、中本さんのLINE（.iht0）へ。
