見出し考えて読むと要約力アップ 津山信金 新入職員が新聞活用研修

新聞を業務に活用する研修を受ける新入職員

 津山信用金庫(津山市山下)は4日、新聞を業務に活用する研修を新入職員9人を対象に本店で始めた。6月までの計3回、相手に伝わりやすい話し方や文章の書き方を学ぶ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子読者局次長が指導。結論から文章を書く新聞記事のスタイルを例に「ビジネスの書類や会話も結論先行を意識すると分かりやすくなる」と説明した。

 9人は記事に見出しを付ける作業にも挑戦。日本代表のワールド・ベースボール・クラシック優勝を報じた号外紙面を使って「侍ジャパン優勝」「侍日本王座奪還」といった見出しを考えた。瀬尾局次長は「見出しを考えながら新聞を読むと要約力がアップする」とアドバイスした。

 男性(22)は「新聞は幼い頃から読んでいて身近な存在。ビジネスに生かす読み方を身に付けたい」と話した。

 次回は5月1日に具体的な文章の書き方を学ぶ。

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