希望就職先 中銀が1位返り咲き 来春卒業大学生ら本紙調査

 山陽新聞社(岡山市)は4日、2024年春卒業予定の大学生らを対象にした地場企業の希望就職先ランキングを発表した。1位は中国銀行(同、前年2位)で、2年ぶりに返り咲いた。

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 2位はトマト銀行(同、同9位)で、3位ワークスマイルラボ(同、同1位)、4位ダブルツリーグループ(倉敷市、同6位)、5位ミスターサービス(同、同7位)と続いた。

 志望理由(複数回答)は「社風がよい」が7年連続で最多となり、働き方が多様化している中、労働環境を重視する傾向が続いている。次いで「安定性がある」「成長性・将来性がある」の順で、前年6位の「社会貢献度が高い」が4位に上がった。

 学生の就職活動を支援する山陽新聞社の就活DASH!事務局が昨年9月から今年3月にかけアンケートを行い、同社主催の就活イベント参加学生576人が回答。ランキングは第1希望を5点とするなどして集計した。

 同事務局は「学生の価値観が変化しており、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みや地域・社会貢献を積極的にPRしている企業の人気が上昇傾向。製品やサービスの知名度だけでなく、企業のミッションやビジョンなどの本質に注目し企業を選んでいるのでは」としている。

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