“王者”アメリカ女子代表、W杯新ユニフォーム発表!「革新的アート技法」をデザイン

アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)とキットサプライヤーのNikeは3日、今夏開催される女子ワールドカップ2023に向けたアメリカ女子代表の新ユニフォームを発表した。

USA Women's 2023 Nike Home

2023新ホームユニフォームはホワイトを基調に、一見すると水玉模様が印象的な女子専用のデザイン。胸部中央には前回大会(2019年)覇者の証となるワッペンを装着する。

今回のデザインは“アクション・ペインティング”というアート技法に触発されたデザイン。これは1940年代のアメリカ・ニューヨークを中心に発生した「抽象表現主義」と呼ばれるアート運動のひとつで、絵具を垂らしたり叩きつけるような技法が当時としては革新的だったという。

パンツはネイビー、ソックスはホワイトに。基本スタイルは上から「白-紺-白」となる。

アメリカ女子はこれまで白ショーツも着用してきたが、最近の女子サッカー界では選手の月経(生理)時の不安解消目的で廃止の動きが加速。3月には女子プロサッカーチームのオーランド・プライドが、ショーツを白から黒に変更して称賛されたばかりである。そうした流れを汲み、もしかしたら女子代表でも2023モデル以降は使用しないという可能性もある。

USA Women's 2023 Nike Away

2023新アウェイユニフォームは、定番のブルーを基調にレッドの差し色というアメリカ国旗(星条旗)の2色で構成。ホームと同じく抽象表現主義アートに触発されたデザインで、袖口には星と星が交差するイメージのグラフィックを配する。

基本スタイルは全てブルーで統一となった。このアウェイキットはデザインを変えずに、男子代表の2023モデルにも採用されるとのこと。

2023新ユニフォーム発表と同時に公開となったビジュアルイメージには多くの代表選手が登場。やはりというか、“レジェンド”アレックス・モーガンの存在感は圧倒的!。

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前回大会覇者であり9大会連続9回目のW杯出場となるアメリカ。オーストラリアとニュージーランドを舞台に7月20日から始まる2023大会ではグループEに所属し、ベトナム、オランダ、ポルトガルと対戦する。

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