94歳の勝田さん ステップ軽快に 浅口 社交ダンスクラブで練習励む

軽快に踊る勝田さん(左)=金光公民館

 浅口市の勝田朝子さん(94)が、社交ダンスに取り組んでいる。岡山県ダンススポーツ連盟(岡山市)によると県内最高齢級の愛好者といい、発表会などでは軽快なステップで観客を魅了している。

 2001年、健康づくりのためにと市内の社交ダンス愛好家グループ・ジョイジョイダンスクラブに加入した。軽い気持ちだったが、「生来の負けん気から、上手になりたいと思った」と気持ちに火が付き、週1回のクラブ練習を中心に意欲的に活動を続ける。

 3月下旬に地元の金光公民館で開かれたクラブの発表会では、講師の滝口太郎さん(73)=倉敷市=とペアを組み、タンゴを踊った。軽やかなリズムと滝口さんのリードに合わせ、切れのある動きを随所に見せると会場からは大きな拍手が上がった。

 「とても元気で勇気をもらえる」とクラブ代表の山下元子さん(69)=浅口市。勝田さんは「みんなと交流しながら100歳まで頑張りたい」と話す。

軽快に踊る勝田さん(右)

© 株式会社山陽新聞社