Dバックスがパドレスに逆転勝利 ダルビッシュは好投も初勝利逃す

【ダイヤモンドバックス8-6パドレス】@ペトコ・パーク

ダイヤモンドバックスは1点ビハインドの8回表に3本のヒットとダブルスチールなどで一挙4点を奪い逆転に成功。最大4点差を跳ね返して8対6で勝利し、パドレスとのカードを1勝1敗のタイで終えた。ダイヤモンドバックス2番手のケビン・ギンケルが1勝目をマークし、3番手のドレイ・ジェイムソンが1セーブ目を記録。パドレス4番手のルイス・ガルシアは1敗目(0勝)を喫している。

パドレスは2回裏にオースティン・ノラのタイムリーで先制すると、4回裏にはネルソン・クルーズの1号ソロと押し出しの四球で3対0と試合を優位に進める。パドレス先発のダルビッシュ有もランナーは出すものの許した得点はジョシュ・ロハスの犠牲フライのみと好投を見せると、打線は5回裏にもザンダー・ボガーツの3号2ランで5対1とリードを広げ、試合は決まったかのように思われた。

しかしダイヤモンドバックスが猛反撃を見せる。6回表、二死から2番手のナビル・クリスマットを攻めて1・2塁のチャンスを作ると、ヘラルド・ペルドモのタイムリー二塁打、ロハスのタイムリーで3点を返し1点差に迫る。さらに8回表には一死3塁からペルドモが同点スクイズを決めると、一死満塁のチャンスでホセ・ヘレーラが勝ち越しタイムリー。なおも続くチャンスでルルデス・グリエルJr.が犠牲フライを放つと、二死1・3塁からダブルスチールを決めて8対5と一挙逆転に成功した。一転して窮地に立たされたパドレスは9回裏にトレント・グリシャムの2号ソロで反撃したが及ばず。8対6でダイヤモンドバックスが逃げ切った。

今季初登板となったパドレス先発のダルビッシュは、5回91球を投げて被安打3、与四球4、奪三振3、失点1の好投。2回には3者連続四球を与えてしまうなど毎回出塁を許したが、二度の併殺打でピンチを切り抜けるなどベテランの投球で要所を締めた。今季初勝利とはならなかったが、今年もパドレス先発陣の大黒柱として活躍が期待できそうだ。

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