沖縄県、政策参与に斎藤勁氏起用 元国会議員 野田内閣で官房副長官

 沖縄県は4日までに、元内閣官房副長官の斎藤勁(つよし)氏を県の政策参与に起用する方針を固めた。5日に委嘱状を手交する。

 斎藤氏は1995年の参院選で初当選、2001年に再選した。09年の衆院選で当選し、民主党野田内閣で内閣官房副長官を務めた。その後、政治塾「勁草塾」を主宰し、政治、経済、社会問題の調査研究や、沖縄の米軍基地問題の発信に力を入れてきた。

 県関係者によると、政府高官としての知見も生かし県が本年度から本格的に取り組む地域外交をはじめ、経済界や政府関係者とのつながりを生かした助言が期待されているという。

 (知念征尚)

© 株式会社琉球新報社