乗り合いタクシー、試験運行 奥州で1年後の本格運行を目指す

拍手で見送られ出発するほうらい号

 奥州市江刺田原地区で3日、事前予約型乗り合いタクシー「ほうらい号」の試験運行が始まった。バス路線の整理統合に伴う不便解消のため、地域の足を確保し1年後の本格運行を目指す。

 運営主体は同振興会で、運行は胆江地区タクシー業協同組合(千葉真紀子理事長)に依頼。指定乗り降り場所が地区内に25カ所あり、事前登録した利用者が前日正午までに電話予約する仕組み。月、火、木曜に1日6便(祝日とお盆、年末年始運休)を運行する。

 料金は1乗車当たり500円(小学生以下半額)。岩谷堂方面の市営バス、水沢方面のZバスと接続し、乗り継いだ場合も計500円で利用できる。

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