ザ・フー「引退」の可能性 ツアー生活の辛さが身にしみて ギタリストが示唆

英国のロックバンド、ザ・フーの「引退」が近いことをピート・タウンゼント(77)が示唆した。約60年に渡りバンドのギタリストを務めるピート、メンバーのロジャー・ダルトリー(79)と共に、年齢を重ねるにつれてツアー生活の辛さが身に染みるようになったそうで、フェアウェルツアーを考えてもいるという。

レコード・コレクター誌にピートはこう話す。「ロジャーと私は先を見据えて、エルトン・ジョンのように(フェアウェルツアーをして)終わらせるかどうか決める時がくるだろう。あれをしよう、これをしようと、前向きに何かを決めるのが難しくなっている。自分たちがいつまで元気で、健康でいるかわからないからね」

「私たちは年老いた。それ自体はマイナスだ。ステージで何ができる、できないは別にして、ツアーが終わり普通の生活に戻った時、その間にすることが何であろうと、大変で時間がかかるようになった」

そしてピートはこう続けた。「“引退”に近い段階にいるのは間違いない。けど、私たちはうまくやっているし、これからおとなしくなるとは決して言わない。いつも私が言っていることだが、このビジネスが自分をあきらめるのであって、私からすることはない」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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