「和風シンセ・ポップの名盤」として国内外で評価の高いシンガーソングライター山口美央子（やまぐちみおこ）1983年のアルバム『月姫』の発売40周年記念盤CD『月姫 40th Anniversary Edition』が4月12日にリリースされる。これに先駆けて山口美央子、土屋昌巳、松武秀樹によるスペシャル鼎談（聞き手：吉村栄一）の動画（前編）がソニーミュージック特設サイト上で公開された（詳細はこちら）。
この鼎談取材はCDブックレット掲載のために行われたもの。土屋は83年当時一風堂での活動の傍らオリジナル『月姫』のサウンド・プロデューサーを務め、今回の40周年記念盤の新録パートにも参加。松武は山口の80年のデビュー時からシンセサイザー・プログラミングを担い、40周年記念盤でもトータル・プロデュースにあたっている。動画では、山口の音楽的ルーツやデビューのきっかけ、『月姫』制作の裏話など多くの貴重なエピソードが語られている。 『月姫 40th Anniversary Edition』は完全生産限定の2枚組CD。Disc 1は『月姫』の2023年最新リマスタリング音源で、エンジニアには砂原良徳を起用。アルバム未収録曲「夏（Instrumental）」をボーナス収録。Disc 2は『月姫』の他、1st『夢飛行』（1980年）、2nd『NIRVANA』（1981年）など過去アルバム収録曲のオリジナルマルチトラックを使用しつつヴォーカルは全曲新録音、シンセの演奏も大部分を差し替え、一部曲では土屋昌巳のギターも新たに収録した2023年再構築ヴァージョンで、内4曲は完全新録音。近年海外でも再評価の機運が高まっている本アルバムを多面的に味わえる究極仕様のリイシューとなっている。 また、リリース記念ライヴが4月15日、スペシャルゲストに土屋昌巳を迎えて東京・銀座のヤマハホールで予定されている。
