モンゴルの人気シンガーソングライター Magnolian出演シーン公開 「セールス・ガールの考現学」

2023年4月28日より劇場公開される、第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞したモンゴル映画「セールス・ガールの考現学」から、モンゴルの人気シンガーソングライターであるMagnolian(マグノリアン)が出演するシーンの、本編映像が公開された。

公開された本編映像は、主人公のサロールが、ショップ・オーナーのカティアとの夕食を終え、ホールケーキを抱えてバスに乗るシーン。サロールがヘッドホンで音楽を聴きながら曲を口ずさんでいると、車内がネオンに光りはじめ、後方に乗っていたMagnolianも歌い始めるというファンタジックなシーンとなっている。このシーンでは、Magnolianの楽曲Primadonna」が使用されている。

Magnolianは、Spotifyで、人気ロックバンド「The HU」に次いで2番目に再生数が多いモンゴル人アーティスト。2016年6月にリリースしたデビューEP「Famous Men」がアメリカのメディアに注目され、同年には韓国で初の海外公演をおこなった。Magnolianは、ドゥルグーン・バヤスガラン名で音楽を担当している。4月28日には、Magnolianの代表曲と本作の劇中使用曲を収録した日本独自のベスト盤CDがリリースされる。

「セールス・ガールの考現学」は、モンゴルの都市部で生きる一人の女性の成長物語を、アダルトグッズ・ショップを舞台に、ユーモアたっぷりに描いた作品。モンゴル・ウランバートルで家族と暮らし、大学で原子工学を学ぶサロールは、代わり映えのない毎日を送っていた。だが、ひょんなことから、大人のオモチャが所狭しと並ぶ、ビルの半地下にある怪しげなアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることになる。店を訪れるさまざまなタイプの客たちと接する日々の中で、人生経験豊富な女性ショップ・オーナーに導かれ、自分らしく生きることを学んでいく。

主人公のサロールを演じたのは、300人のオーディションの中から選ばれ、本作が映画デビューにして映画初主演となったバヤルツェツェグ・バヤルジャルガル。サロールと不思議な友情関係を築き、人生の酸いも甘いも噛み分け、サロールに金言を授けるキーパーソンとなるオーナー・カティア役を、30年ぶりの映画復帰となったベテラン俳優のエンフトール・オィドブジャムツが務めている。監督・脚本・プロデュースは、「Life」がウランバートル国際映画祭で最優秀長編作品賞を受賞するなど、現代のモンゴル映画界を代表する監督であるセンゲドルジ・ジャンチブドルジ。

【作品情報】
セールス・ガールの考現学
2023年4月28日(金) より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
©2021 Sengedorj Tushee, Nomadia Pictures

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