情報収集、共有の欠如指摘 安全教育の専門家が証言 那須雪崩事故公判

宇都宮地裁

 那須町で2017年3月、登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた男性教諭ら3人の第4回公判が5日、宇都宮地裁(瀧岡俊文裁判長)で開かれた。

 証人尋問が行われ、安全教育の専門家は3被告に気象や地形に関する下調べの不足や、変更した訓練内容のあいまいさ、情報伝達不足などを指摘した。3被告の「責任はなかった」などの主張について、「あり得ない」「教育者が言うべきことではない」と批判する場面もあった。

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