乗り鉄ライターが選んだかっこいい、かわいい新幹線ベスト3…第1位は東北のイケメン【鉄ちゃんの○○3選】

蜂谷あす美さん
秋田新幹線こまち
九州新幹線の800系(JR九州提供)
山陽新幹線の500系(JR西日本提供)

 北陸新幹線が2024年春、福井にやってくる。「乗り鉄」「音鉄」「模型鉄」などさまざまな分野の“鉄ちゃん”たちに、鉄道の魅力を語ってもらう。1回目はJR全線完乗した紀行文ライターの蜂谷あす美さん(福井県福井市出身)。取材ではもちろん、プライベートでも時間があれば全国の鉄道に揺られる乗り鉄に「顔のかっこいい・かわいい新幹線」ベスト3を決めてもらった。⇒蜂谷あす美さんの連載エッセー「いつもリュックに時刻表」

1位 秋田新幹線E6系こまち

 2013年デビュー。東京―秋田を走る。秋田竿燈(かんとう)まつりのちょうちんの明かり、なまはげのお面など、秋田に根付く「あかね色」が目を引く。東京―盛岡では「ときわグリーン」のE5系、H5系「はやぶさ」と連結して運転する。

秋田新幹線には踏切がある区間も

 寒色系の色が使われがちな新幹線の中では唯一無二の「真っ赤」。福井からは大宮(北陸新幹線経由)または東京(東海道新幹線経由)に行けば乗車できる。ちなみに秋田新幹線の正式区間の盛岡―秋田間は、同じ線路を普通列車も運行し、途中に踏切がある。

2位 九州新幹線800系つばめ

 2004年デビュー。博多―鹿児島中央を走る。白地に“きゅるん”としたライトがかわいさを引き立てる。JR九州の企業カラーの赤色のラインと「つばめ」のイラストが描かれているのもポイント。

3位 山陽新幹線 こだま500系

 1997年にデビュー。東海道・山陽新幹線で「のぞみ」として活躍後、現在は山陽新幹線で「こだま」として走る。カワセミのような鋭い流線形フォルムが斬新で、デビューから四半世紀たった今も人気だ。

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