車でわざわざ行く価値あり!小樽にある手打ちそばの名店で味わうべき「蕎麦がき」

小樽からキロロ(赤井川村)に向かう途中、日本ワイン生産量日本一の『北海道ワイン』に立ち寄りましょう。

『北海道ワイン』には『おたるワインギャラリー』が併設され工場見学とワインの販売、試飲が行われています。工場見学は予約が必要な場合もあるのでご確認ください。

「日本ワイン」とは、日本のぶどうのみを原料とし、日本で醸造したワインを意味します。実は日本で醸造されたワインの原料が海外というケースが少なくないということです。今、この「日本ワイン」が美味しくなったとみなおされています。

こちらで無料試飲はもちろん、有料試飲、3種飲み比べなどもあります。この機会に味わって、お好みのワインを探してください。尚、運転手は飲酒禁止です!

コスパが良くて人気の「北海道シリーズ」、文句なく美味しい「鶴沼シリーズ」、コンクール常連の「匠シリーズ」などワイン初心者から上級者までラインナップがそろっています。ワイナリー限定品やお得な掘り出し物もあるのできっと目移りするでしょう。

北海道ワイン株式会社「おたるワインギャラリー」

〒047-0154 北海道小樽市朝里川温泉1丁目130

キロロから10分!新鮮な野菜が買える・道の駅『あかいがわ』

ニセコ(倶知安)から小樽まで約60kmのドライブは2ルートあります。普通は国道5号線経由、仁木、余市を通るコースと2008年に開通した国道393経由、赤井川を通るコースがあります。

赤井川村には国際的なスキーリゾート『キロロリゾート』があります。

ドライブ途中に立ち寄りたい道の駅『あかいがわ』はキロロリゾートとニセコへ向かう道の分岐点にあります。

海外からも注目のキロロリゾートで有名な赤井川村、道の駅では地元産の新鮮な野菜やお米が手に入ります。

赤井川村はカルデラで冷涼な気候で、美味しい野菜が取れます。春のホワイトアスパラは有名レストランでも提供されます。寒暖の差がある気候なのでミニトマトも甘くなります。

赤井川村はお米も美味しく2021年度の「米-1グランプリ」で赤井川村産の石川さんの「ゆめぴりか」が準優勝しました。私の住む小樽では『丸い遠藤商店』で石川さんの精米したての「ゆめぴりか」が購入できます。今年の天候もよかったので昨年に引き続き素晴らしい出来の新米です。

道の駅『あかいがわ』

〒046-0541 北海道余市郡赤井川村都190−16

自然豊かな赤井川村では野菜や米だけでなく乳製品もおすすめです。

『山中牧場』は国道393号線沿い、朝8時半から開店というのがうれしいですね。キロロやニセコに向かう途中に立ち寄ることができます。

搾りたての牛乳を低温殺菌した牛乳が売店で売られています。スーパーでは紙パックですが、こちらの直営売店では昔懐かしいビン入りの牛乳が売られています。後日瓶を返却するとビン代が戻されるシステムです。

お店前の巨大看板に偽りありですね。看板より実際のほうがソフトクリームの比率が多いです。自然のなかで飼育された牛のソフトクリームが美味しくないわけがありません。抹茶味やココア、ブルーベリーなどもありますがここはやっぱり牛乳の味わいがわかるバニラがおすすめです。

『山中牧場』本店

〒046-0561 北海道余市郡赤井川村落合478

小樽の住宅街にあってみつけにくい、粗挽き・細挽きブレンドの手打ちそばの名店。蕎麦がきがおすすめです。

私が勝手に「奈川在来種を使用した御三家」と呼ぶ『きむら』さんを紹介していきます。住宅街のなかにポツンと建つ、自宅併設型のお店です。たいへん見つけづらいのでナビが頼りです。

『きむら』でいただく新蕎麦を毎年楽しみにしています。

お店は小樽の観光エリアから離れていて車利用がおすすめです。

まずは是非食べて欲しい逸品の「蕎麦がき」です。

うっすら緑がかった粗挽きの蕎麦粉を注文を受けてから練ります。

上に乗ってる蕎麦の実の食感もアクセントになっています。

お塩とワサビをつけて一口いただくと蕎麦の香りと旨味が口の中に広がります。

「蕎麦がき」はお蕎麦の原型ともいえ、蕎麦粉の性格がよくわかるお料理です。

今回いただいたお蕎麦は「とろろせいろ」です。

薬味はお蕎麦につけてつゆは控えめに、素朴な蕎麦の風味が生きてきます。

粗挽きの舌触りが心地よいです。

冬は身体をあたためてくれる「とじ蕎麦」も試してみてください。卵はふんわりと、めんつゆの出汁が効いててお蕎麦が飲み物のようにするすると入っていきます。以前は天ぷらなどもあったのですが、今はお蕎麦に特化したいとのことで揚げ物はありません。

冬は体があったまる「とじそば」もおすすめです。

上品なかつお節が香るそばつゆが美味しいです。

そば湯は白濁系のトロっとした蕎麦湯です。そば湯には毛細血管を強化する働きがあるといわれる、水溶性の「ルチン」がたっぷり含まれています。糖質の代謝に関与し、疲労回復に効くといわれている「ビタミンB1」も豊富です。つゆを少し残してそば湯で割って飲んでいただきたいです。

以前紹介した「奈川在来種」を使用している蕎麦店もぜひご覧ください!

■『この花』さんを紹介している記事

札幌・函館から2時間かけても行くべき!黒松内の「蕎麦がき」を楽しむドライブ旅

https://gohantabi.jp/article/18030

■『いし豆』さんを紹介している記事

札幌から2時間かけていく価値あり!限定5食の蕎麦がき・手打ち蕎麦が旨い名店

https://gohantabi.jp/article/18050

きむら

〒047-0037 北海道小樽市幸3丁目16−8

公認ライターおすすめ!北海道の美味しいごはん旅をご紹介

https://gohantabi.jp/hokkaido

*この記事は2022年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:sanさん

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