“球が上がる”ロングアイアン 比嘉一貴の「マスターズ」セッティング

ゴルフの祭典に臨む(撮影/増田高寛)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)

昨季日本ツアー賞金王の比嘉一貴が初めてゴルフの祭典「マスターズ」に出場する。ウェーティング2番手で海を渡ってきた2週前の「デルテクノロジーズ マッチプレー」(繰り上がり出場はかなわず)から米国に滞在。前週は「バレロテキサスオープン」にスポット参戦し、大舞台に照準を合わせてきた。

今週2日連続で練習ラウンドをともにした松山英樹とは前2週のPGAツアー会場でも顔を合わせて助言を求め、ウェッジのバンスなどクラブセッティングのヒントも探った。「それだけでもいい収穫」と先輩の心遣いに感謝を口にする。

バッグに収める14本は、ボールを上げにくい3Wを入れないなど基本的には昨季の組み合わせを踏襲。数少ない変更点として4UTを抜いて4Iを入れ、5Iとともにスリクソン ZX5 Mk IIでそろえた。“ボールを上げにいかなくても上がってくれる”クラブとして、速やかに投入を決めたという。

右プッシュのミスを警戒し、オーガスタでも検討が続いていた6Iはブリヂストン B-Limited 220MBにして7番より下の番手と同じ流れにする確率が高そうだ。

<マスターズ開幕前日のクラブセッティング>

初めてのオーガスタ。セッティングもベストを模索(撮影/亀山泰宏)

ドライバー:ブリヂストン B1 プロトタイプ (10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(長さ45インチ、重さ70g台、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM(5番19度)、キャロウェイ エピック SPEED(7番21度)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(4、5番)、ブリヂストン B-Limited 220MB(6番~PW)
ウェッジ:ブリヂストン ツアーB BRMプロト(51、55、59度)
パター:スコッティキャメロン GoLo DB5 SELECT TOUR
ボール:ブリヂストン ツアーB X

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