「いいちこ」がカプセル玩具に 宇佐からあげ、グラスとセット【大分県】

いいちこのカプセル玩具。宇佐からあげとグラスがセットになっている
ボトルは高さ4センチ。手のひらに乗るサイズ

 【宇佐】三和酒類(宇佐市)の麦焼酎「いいちこ」がカプセル玩具になった。「宇佐からあげ」とグラスがセットになっており、県内の量販店などに設置したカプセル自販機で購入できる。

 「焼酎は面白い」をコンセプトに、大分、佐賀、長崎、熊本、鹿児島の九州5県の酒蔵と玩具メーカー「バンダイ」(本社・東京)が共同で企画した。

 カプセル玩具は5種類。各県の人気焼酎とグラス、郷土料理を再現している。

 「いいちこ」はボトルの高さが4センチ、直径1センチ。皿に盛り付けた宇佐からあげは高さ2センチ、直径3センチ。商品名を記したラベルの光沢は本物に近づけ、グラスの印字はボトルを引き立てるよう淡い銀色のひらがなにした。

 いいちこのカプセル玩具は2年前に他社から発売して以来、2回目。今回はバンダイから「九州の焼酎の魅力と、焼酎に合う食べ物をカプセル玩具にしたら楽しいのでは」と声がかかった。大人向けの商品で、焼酎と郷土料理の奥深さを広くPRする。

 各2万個を作り、3月中旬から販売を開始。1回400円で5種類のうち1個がランダムに出てくる。

 三和酒類の三浦謙太さん(32)は「焼酎は九州を代表する魅力の一つ。玩具という違った切り口でいいちこを知ってもらい、実際に飲んでもらうきっかけにしたい」と話している。

© 有限会社大分合同新聞社