子どもが健やかに成長するために、大人である私たちができること。
01 そもそも、ヤングケアラーって何?
ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものこと。責任や負担の重さによって、学業・友人関係などに影響が出てしまうこともある。
02 ヤングケアラーとは、普通のこと?
家族の手伝い、手助けをするのは“普通のこと”と思うかもしれない。けれど、学校生活に影響が出たり、心や体に不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は、少し注意が必要になる。
03 愛媛県の子どもたちの生活実態は?
Q:世話をしている家族はいる?
世話をしている家族が“いる”割合は、小学生で10.4%、中学生で4.0%、高校生(全日制)で2.3%、高校生(定時制・通信制)で4.0%。世話の相手は、小学生・中学生・高校生(全日制)で約5~6割が“きょうだい”、高校生(定時制・通信制)では約5割が“父母”と最も高くなっている。
Q:ヤングケアラーって知ってる?
ヤングケアラーの内容を知っている割合は、中学生で約2割、高校生で約3割。ヤングケアラーを“聞いたことはない”割合は、中学生で約6割、高校生で約4~5割。
Q:ヤングケアラーの自覚はある?
ヤングケアラーと自覚している子どもは、中学生や高校生(全日制)で約1~2割、高校生(定時制・通信制)では約4割となっている。
※対象:世話をしている家族が“いる”と答えた中学生・高校生
Q:現在、悩んでいることは?
世話をしている家族が“いる”人は、“いない”人に比べて「友人との関係のこと」「学業・成績のこと」に悩んでいる割合が高いという結果が出ている。また、高校生(定時制・通信制)は、「進路のこと」「自分と家族との関係のこと」「自分のために使える時間が少ないこと」の割合が高い。
☑友人との関係のこと
☑学業・成績のこと
☑進路のこと
☑自分と家族との関係のこと
☑自分のために使える時間が少ないこと
Q:学校や周りの大人に助けてもらいたいことは?
☑自由に使える時間がほしい
☑自分のこと(自分の現在の状況)について話を聞いてほしい
☑勉強を教えてほしい(学習のサポート)
☑進路や就職などの将来の相談にのってほしい
※調査対象:公立小学校および県立特別支援学校に通う5~6年生の児童、公立中学校、県立高等学校、県立中等教育学校および県立特別支援学校に通う中学1年生~高校3年生に該当する生徒(合計62,495人)
※出典:愛媛県子どもの生活に関する調査(令和5年1月)
困っていること、気になることがあればなんでも気軽に相談を。当事者である子どもたちだけでなく、大人がまわりに目を向けることも大切なこと。近くに気になる家庭があれば、相談窓口に連絡してほしい。子どもが健やかに成長していくために、まずはできることからはじめていこう。
\なんでも気軽に相談を/
☑学校に行けない、友だちと遊ぶ時間がない
☑クラブ活動ができない
☑宿題などの勉強時間がつくれない など
愛媛県 子育て支援課
〒790-8570 松山市一番町4-4-2
TEL:089-912-2410
▼ヤングケアラー市町相談窓口
● 松山市 子ども総合相談センター事務所 089-943-3200
● 伊予市 子ども総合センター 089-989-6226
● 松前町 子育て・健康課 089-985-4114
● 東温市 保育幼稚園課子育て相談窓口 089-964-4450
● 久万高原町 保健福祉課子育て支援室 0892-21-1111(代表)
● 砥部町 子育て支援課 089-907-5665
● 四国中央市 こども家庭課 0896-28-6027
● 新居浜市 子育て支援課 0897-65-1242
● 西条市 子育て支援課 0897-52-1370
● 今治市 ネウボラ政策課こども家庭支援室 0898-36-1553
● 上島町 住民課 0897-77-2503
● 内子町 こども支援課 0893-23-9255
● 大洲市 子育て支援課 0893-24-5718
● 八幡浜市 子育て支援課 0894-21-0402
● 伊方町 保健福祉課 0894-38-0217
● 西予市 福祉総合相談センター 0894-62-1150
● 宇和島市 こども家庭課 0895-49-7017
● 松野町 町民課 0895-42-1113
● 鬼北町 町民生活課 0895-45-1111(代表)
● 愛南町 保健福祉課 0895-72-1212
※このページの情報は2023年3月10日時点のものです。詳細は各店舗にお問い合わせください。