中国からの水際対策緩和

インバウンド需要のさらなる回復が期待されます。政府は4月5日、中国に対する水際対策をさらに緩和しました。

政府は、5日から中国に対する水際対策をさらに緩和し、陰性証明がなくても、新型コロナワクチンを3回以上接種していれば日本に入国することを認めます。

新型コロナの感染が拡大した中国への水際対策としては、去年12月、日本への渡航者と7日以内の渡航歴がある人に到着時のPCR検査などを求めていました。しかし感染者の減少を受け、3月からは約20%を無作為に抽出するサンプル検査に変更。そして5日、更に緩和されました。

インバウンド需要が回復する中、一方で日本人の海外旅行はどうなっているのでしょうか?

港区にある旅行会社では、今月に入り、海外旅行の申し込みが急増。その理由について担当者は、「4月から燃油サーチャージが約3割ほど値下げになり、(ハワイ・北米は)値下げ幅も大きいので、その辺を見込んで予約をいただいているのかなと。2~3万円下がっていますので、複数で行けばかなり違いますので」と話します。

順調に回復傾向にあるようですが、海外旅行はそれでも新型コロナの流行前と比べ、3~4割ほどに留まっているということです。しばらくは為替の影響などもあり、国内旅行の人気が続きそうです。

来月の新型コロナ「5類引き下げ」で、観光業のさらなる回復が期待されます。

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