岡山市議選 候補主張 中区 定数9

 岡山市議選に立候補した57人は、9日の投票に向けて舌戦を繰り広げている。それぞれの主張や政策を紹介する。

 届け出順。敬称略。各立候補者が執筆した原稿をほぼ原文のまま掲載します。

土田 貴行 (無・新)

 岡山市の全域に光が当たる適正な予算配分を! 農地を有効活用し、郊外にも活力を!また農業の保護にも取り組みます!それらが可能となる農地の新しい制度を創設! 赤ちゃんが一生を通じて各世代で愛情が注がれる仕組み作りを! しがらみなく、常に市民の声を市政に反映させ、市民の力で岡山の未来を拓(ひら)いてまいります!

熊代 昭彦 (無・現)

 愛と思いやりあふれる岡山市を創ります。知育、体育に加えて、愛と思いやりを育てる「愛育」を第三の課題として小中高の教育課程に入れます。高齢者、障害者、子育て世帯に思いやりあふれる温かい岡山市を創り、生き生きと発展する岡山市を創るため、市街化区域(現在13.2%しかありません)の大幅拡大を目指します。

桑田 桂子 (公・新)

 35年、社会の最前線で働いた経験を生かし、女性が社会で活躍できるよう、子育てや介護と仕事の両立ができる仕組みを作ってまいります。また、防災を充実させ、暮らしの安全・安心を守ります。そしてどこまでも、お一人お一人に寄り添い、小さなお声を聞き逃さず、誰もが自分らしく輝ける岡山市を築いてまいります。

三木 亮治 (自・現)

 首都圏一極集中、人口減少の流れは一層進み、地方都市の地盤沈下は厳しい状況となっている。岡山市は中四国随一の交通の結節点であり、広大な平野部を有している。この優位性をさらに強化するため四国新幹線の実現は必須である。また倉敷市との経済・文化等の連携強化で巨大な都市圏を共有することを目指すべきと考える。

林 潤 (共・現)

 国民健康保険料を引き下げて、水道料金の値上げはストップ、子ども医療費は18歳まで無料に、給食費は無償化が、暮らしやすく、子育てしやすい岡山市にする道です。路面電車の岡山駅前広場への乗り入れやプロスポーツ用の新しいアリーナ建設には反対です。

 市民による本会議の撮影再開や議員の質問時間充実を求めます。

花岡 栄太郎 (自・現)

 『希望と活力あふれる市政に。』をスローガンに子育て世代・高齢者・障がいのある方など、すべての皆さまが安心して暮らせ、活躍でき、働け、学べるまちづくりを目指し、未来を担う子供たちの健全な育成や女性たちが輝ける社会の実現に尽力いたします。皆さまの声を聞きながら、スピード感を持って対策を進めていきます。

高橋 雄大 (無・現)

 電気や食料品など生活に直結した物価高対策と市内の雇用拡大、賃金増のための経済対策や人への投資を進め経済の好循環を生み出します。責任世代の議員として子育ての経済的負担軽減、働く人の環境向上や高齢者の安心など多様な世代の暮らしに寄り添い、皆さんと一緒にポストコロナを切り開く確かな一歩を踏み出します。

松本 好厚 (自・現)

 地域力と実行力で夢ある岡山市を実現します。

(1)地域防災・減災対策

(2)JR高島駅周辺整備と陸運局跡地有効活用

(3)外環状線の整備推進

(4)公立小中学校の給食費無償化を実現

(5)医療と福祉の連携を図り、高齢化社会において在宅医療・介護の推進を目指す

(6)地域と連携した開かれた学校づくりを推進

林 敏宏 (公・現)

 長期化するコロナ禍や世界情勢の変化により、市民の生活が脅かされる中、日本社会が抱える問題が浮き彫りとなり、市民ニーズも多様化し、政治の役割がますます大きくなりました。私は市民一人ひとりの小さな声を聴き、『現場主義』に徹して課題に取り組み、皆さまに安心と希望をお届けできるよう全力で働いてまいります。

国友 彩葉 (立・新)

 46人中6人。岡山市議会の女性比率は全国平均を下回ります。市民の半数を占める女性がもっと声を発すれば、政策の優先順位は必ず変わります。3つの重点テーマは、(1)子育て、(2)教育、(3)福祉の充実。平成生まれの若い力と感性が、経験豊かなシニア世代とコラボする議会を岡山市に作りませんか。もうすぐ、政治が動きます。

入江 恵未 (無・新)

 私には重度の障害がある娘がいます。一瞬にして当たり前が当たり前でなくなりました。国や市の制度に頼ろうとするたび、大きな壁を前にしてたくさん諦めました。

 当事者である私たちが伝えたい想(おも)いがある!そして、未来のために今、私ができることを!笑顔と晴れの国岡山市へ!新しい風を一緒に吹かせましょう!

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