G7倉敷会合前に警備訓練 岡山県警 要人への襲撃など想定

拳銃を持った不審者役を取り押さえる身辺警戒隊

 5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)と今月22、23日の倉敷市での労働雇用相会合に向け岡山県警は6日、岡山市北区いずみ町の県警機動隊グラウンドで警備訓練を行った。

 機動隊員ら約310人が参加。違法なデモや要人への拳銃を使った襲撃を想定して実施した。

 要人の警護訓練では、拳銃を持って近づいてきた不審者役の男を身辺警戒隊の2人が迅速に取り押さえて対処。道路を占拠して座り込む約10人のデモ隊には警察官が取り囲んで退去させた。「車の中に爆発物らしきものがある」との情報に基づき、処理する訓練も行った。

 訓練後、檜垣重臣本部長は参加者に「安倍(晋三)元首相の襲撃もあった。安全な開催に向け万全を尽くしてほしい」と話した。

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