圏央道の鶴ケ島IC、悲願のフル化 西側に続き、東側のアクセス道路“4車線化”完成 利便性が大幅向上

フル化された圏央鶴ケ島IC=鶴ケ島市

 1996年3月の圏央道一部開通以来、暫定で供用されていた埼玉県鶴ケ島市柳戸町の圏央鶴ケ島インターチェンジ(IC)が、アクセスする市道の完成に伴ってフルIC化し、記念式典が催された。これまでは、IC西側の国道407号方面からしか出入りできなかったが、市東部からも直接利用可能となり、利便性が大幅に向上する。

 式では鶴ケ島市の斉藤芳久市長が「積年の悲願だったこの日を迎えられたのは、皆さまのご協力のたまもの。(完成を)市のさらなる飛躍の礎とし、活気ある地域づくりを進めていきたい」とあいさつ。関係者によるテープカットと渡り初めが行われた。

 市は2014年度から、既に2車線で使用されていたIC西側の市道の4車線化と、東側部分の新規整備を約18億円を投じて進め、全長1.8キロ、全区間4車線のアクセス道路が完成。東日本高速道路も20年3月から約26億円をかけて、市道に接続する全長1.5キロの立体交差ランプを建設してきた。

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